日誌

記事(ユネスコスクール2)

ユネスコ世界寺子屋運動 「書きそんじハガキ・キャンペーン2024」

 ユネスコスクールの活動の一つとして、上記のキャンペーンに参加しています。

 

 書きそんじハガキや、使わない切手などを募金に変え、学びの場を奪われた世界の人びとに学ぶ機会を与え、読み書きや技術を学べるようにする活動です。14枚のハガキでひとりが1ヶ月学校に通えます。

 

 

 「自分ができる支援の一つ」として、今後も活動に参加していきます。書きそんじハガキ、使わない切手だけでなく、プリペイドカード、金券などの「タンス遺産」があれば、ぜひご協力ください!

 

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ユネスコスクール ESD研究発表ポスターセッションⅠ

 一学年は、夏休み明けから総合的な探究の時間の中でSDGsをテーマとして調べ学習・ポスター作りを行ってきました。

 同じテーマを選択した人とグループをつくり、協力しながら準備を進めました。2月7日(水)にクラス内で1回目の発表、2月28日(水)にはクラスの枠を超えて2回目の発表を行います。

 以下は、1回目の発表の様子です。

 

①ポスターを提示しながら、班ごとに発表を行いました。

 

②グラフやアンケート結果などの資料を使ってポスターを仕上げました。

 

③発表の仕方も工夫して、できる限り伝わりやすいようにしました。

 

④たくさん質問もして、お互いに探究を深めていきました。

 

⑤各班に対する感想やアドバイスについて、一人一台の端末を用いて意見共有しました。

 

⑥他の人の意見も端末上の付箋とホワイトボードで見ながら話し合いました。

 

⑦学年末テスト明け(2月28日(水))には今回の反省点を踏まえてさらに良い発表にします!

 

 

 

 

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2023年度ユネスコスクール 北海道・東北ブロック大会 児童生徒の探究型学習・課題研究発表会にて2つの部門で優秀賞を受賞

 ESD/SDGsを推進している東北地区の学校やユネスコスクールの児童生徒が参加する探究型学習・課題研究の発表会が昨年12月23日(土)に宮城教育大学で開催され、安達高校2年生安齋歩珠さんが口頭発表部門で、渡辺果笑さんがポスター部門でそれぞれ優秀賞を受賞しました。安達高校はユネスコスクールとして探究活動を通してESD/SDGsへの取り組みを推進しており、受賞した2人はそれぞれおよそ8ヶ月を費やし、「地域や社会の困りごと」を「自分事」として深く研究してくれました。

 

賞状が届きました!

左:安齋歩珠さん「助産師という仕事から考えるジェンダーの社会問題」口頭発表部門

右:渡辺果笑さん「高齢者と考えるゴミ収集所」ポスター部門

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令和5年度British Hills 語学研修を行いました。

 1月19日から3日間、福島県天栄村にあるBritish Hills で語学研修を行いました。1学年と2学年の生徒20名が参加しました。冬休み期間中、事前指導として英国出身のSophie 先生から英国について学ぶとともに、ホテルや買い物などで使える英語表現も学びました。

 

 British Hills に到着すると、忠実に再現された英国の「街」の雰囲気に歓声があがりました。事前指導で学んだ英語を使って、いきなりAscot Tea Roomで注文!おいしいアフタヌーンティーをそれぞれが楽しみました。

  

 

 その後Manor House Tour で建物を歩き回り、5つのレッスン(Survival English, Culture & Manners, Introducing Japan, British Hills Experience, The SDGs &Me)を受けました。食事はハリーポッターのワンシーンを思わせるRefectoryで。夜は’Challenge’という活動に参加したり、Pubで語り合ったり、ゲームをしながら過ごしました。

  

  

  

 

 生徒たちは生の英語や、英国の文化に触れ、とても楽しく3日間過ごしていました。まさにパスポートのいらない外国!たくさんの笑顔あふれる有意義な研修となりました。

 

 

 

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ユネスコスクール 国際理解講座 永遠瑠(トワリ)・マリールイズさん講演会

 1学年を対象の、国際理解講座「永遠瑠(トワリ)・マリールイズさん講演会」を12月6日(水)に行いました。全国を飛び回って多くの講話をされているマリールイズさんのご講話を直接聞くことができ、生徒たちは大変刺激を受けていました。

   

 生徒たちはルワンダについて知らないことばかりで、ルワンダの悲劇を知りショックを受けていました。その後、ルワンダが見事に復興を遂げている現状を知り、その力強さに驚いていました。ルワンダの悲劇を実際に経験し、それを乗り越えたマリールイズさんの言葉には一言一言重みがありました。

 

  

 また、生徒たちは、「命、教育、平和の大切さ」を再認識すると同時に、力強く困難を乗り越えた講話に勇気づけられ、励まされていました。運動会を笑顔で楽しむルワンダの生徒の様子も印象に残ったようです。世界に対して視野を広げることができるとともに、生徒たち個人の生き方に関しても考えさせられた素晴らしい講話でした。

 

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ユネスコスクール 国際理解講座 語学研修・事前研修

 今年度、語学研修として2024年1月にBritish Hillsに行きます。その事前研修の1つとして、11月17日(金)、イギリス出身のALT、Sophie先生による英語での料理教室を行いました。家庭クラブの生徒も参加し、英語で資料を読み、英語を聞き、グループに分かれてスコーンを作りました。初めての経験で試行錯誤な所もありましたが、楽しく取り組むことができました。

   

 

焼きあがったスコーンをみんなで食べました。おいしかったです!!

 

その後の調理実習で、今回体験した生徒が先生としてみんなに教えていました。

イギリスの食文化に触れることもでき、とても良い経験になりました。

 

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11/8 JICA国際理解講座(1学年)

JICA青年海外協力隊の方々を講師として4名お招きし、”各派遣国における活動”についてご講演いただきました。生徒は、特に興味・関心のある2つの講座を選択して受講しました。

 

①高島公美 講師 「幼児教育について(派遣国:モロッコ)」

教室のプロジェクターに現地の写真を投影しながら説明していただきました。

 

②家亀志伸 講師 「理学療法士について(派遣国:キルギス)

講師の方の実体験を踏まえたお話を、生徒たちは真剣に聞いていました。

 

③室井研一 講師 「体育について(派遣国:ヨルダン・モロッコ)

生徒も積極的に活動し、意見を交換しながら学習していました。

 

④大澤明浩 講師 「小学校教育(派遣国:ザンビア)」

受講後はそれぞれの教室で今日の振り返りをまとめました。

 

 

 

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令和5年度 公開ESD発表会を実施しました。

 令和5年8月31日(木)、二本松市民会館にて、全校生が参加する公開ESD発表会が行われました。

 2年生146名の総合的な探究の時間の活動の総まとめの発表会です。1年次の後半に自分の探究のテーマを定めることから始まり、2年次1学期の間、個人で探究活動を行いました。今年度は自分の将来につながるようなテーマを奨励し、それにSDGsを絡めながらの探究活動となりました。各自発表の準備に加え、ポスターを作成するのは大変でしたが、それぞれ熱心に取り組んでいました。各ゼミの中で発表を行い、発表部門とポスター部門の代表者を決めました。

 公開発表会では、10名の代表者が壇上にて発表を行いました。例年よりも様々なテーマについての探究活動が行われ、それに対しての質疑応答も活発に行われました。午後は、ホームプロジェクトの個人研究発表、自然科学部の発表が行われました。ポスター部門は40名の代表者が選ばれ、掲示されました。発表終了後、JICA二本松・所長の田中宏幸様より、一人ひとりに対してご講評をいただきました。

 世の中ではたくさんの事が起こっています。様々な情報があふれています。好奇心を持って、調べ、考え、自分の視野を広げてください。他人事ではなく、自分事として考え、よりよい方向に向けて行動できるような人になってほしいです。

 

 

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「コミュタン福島・福島再生可能エネルギー研究所(FREA)」研修

 8月1日(火)に、生徒16名が参加して、復興教育としてコミュタン福島と福島再生可能エネルギー研究所(FREA)を訪問しました。

 先日の福島第一原子力発電所を見学した生徒も含まれており、震災や、原発の事故のことについてさらに理解を深めることができました。また、放射線や福島県の環境、再生可能エネルギーなどについても学ぶことができました。福島県では、原子力発電に頼らないために、自然の力を有効に活用して発電する再生可能エネルギーの普及に力を入れています。2050年までに二酸化炭素の排出をゼロにする「福島県2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げています。福島県の浜・中・会津などのそれぞれの土地の特徴を生かして再生可能エネルギーの普及を進めているのはとても興味深かったです。しかし、プラスの面だけでなく、マイナスの面もあることについても学ぶことができました。

 

 その後、体験研修として、「SDGs発展編」を受講しました。「エネルギー」について学び、自分の住む自治体に再生可能エネルギーを導入したいかどうかを考え意見を述べました。プラスとマイナス両面をふまえ、自分の頭で考えて判断し、自分の意見を言えるようにすることが大事だと学びました。一人の声は小さくても、どんなエネルギー政策を推進しようとしているのか見極め、投票などで意思表示ができる。そしてそれが未来につながるとも学びました。

 

 

 午後は、福島再生可能エネルギー研究所(FREA)を訪問しました。再生可能エネルギーの最先端の研究開発を行っている研究所で、国内に12か所あるうちの1つと伺いました。資源が乏しい日本ですが、福島県ではカーボンニュートラルを目指し、自給が可能な再生エネルギーを促進しています。県内のエネルギー需要に対する再エネの占める割合を2040年ごろには100%となること目指しています。割合は少しずつ上昇し、2021年には47パーセントとなっているそうです。貯めておけない電気の性質や、水素を使って電気を貯める技術なども学びました。敷地内では、様々な会社が開発した数多くの太陽光パネルや、大きな風車を見ることができました。エネルギー問題の解決に向け、さらに安定した、効率の良い再生可能エネルギーの普及が求められると学びました。質疑応答の時間では、積極的に質問する生徒の姿が見られました。

 

今回の研修に参加した生徒たちの感想を一部紹介します。

 

〇再エネは天候の影響で不安定なことや、効率の面で難しい課題もある。しかし、私たちの未来のためにも乗り越えていかなくてはならない課題だ。国民が再エネへの理解と関心を高めていく必要がある。

〇再エネは二酸化炭素を排出せず、とても良いなと思っていたが、見学をして、設備の廃棄問題、場所の制限、高コストなどの問題もあり、ただ増やせばよいというわけではないことを学んだ。

 

 

 

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日誌

記事(ユネスコスクール1)※H27年9月1日以前

安達学園中京高等学校(岐阜県)との交流会を行いました。

  本校では、ユネスコスクールとして持続可能な開発のための教育(ESD)を実践しています。生徒たちはこれまで、福島の現状、そして持続可能な社会のためには何が必要なのか、自分たちにできることは何なのかを考え、そして発信し続けてきました。他校との交流も、その活動の一つになります。
 
 8月19日(水)に、岐阜県にある安達学園中京高等学校商業コース12名の生徒が来校し、本校生徒12名との交流会を行いました。概要は以下の通りです。

 日  時 : 平成27年8月19日(水) 9:00~13:30
 会  場 : 本校3D講義室・調理実習室
 内  容 : 安達高自然科学部活動報告
        中京高活動報告
        二本松の食文化の紹介(安達高)
        岐阜の食文化の紹介(中京高)
        ディスカッション(震災当日の様子・高校生の私たちにこれからできること)
        調理実習・昼食


 中京高商業コースでは、
東北支援ショップ「中京商店 真剣堂」という、東北の品物を岐阜で販売し、その売り上げの一部を東北へ寄付するという支援活動をおこなっています。
 その形態はまさに企業そのもので、社長はもちろん、施設課や仕入れ課、宣伝課、経理課を設置しているそうです。商業コースという特色を存分に生かした活動で、なんと卸値での商品の仕入
れから販売まですべて自分たちで行っているそうです!


 
  
        ようこそ!              
  真剣堂の発表です。          二本松の食文化の発表です。

   
   ディスカッションの様子です。     班の意見をまとめて発表しています。      このようにまとめました。

 今回の交流会のテーマの一つは「食」でした。お互いの食文化を紹介するのであれば、実際に食べてしまおう、という生徒の提案により、調理実習が行われました。実習では、災害時でもご飯が炊けるようにと、土鍋炊きごはんを作り、その間にいんげんのえごま和え、トマトの甘酒かけを作りました。これにきゅうりの三五八漬け、そして千の花様にご提供いただきました
二本松の郷土料理「ざくざく」、そして岐阜の郷土料理「五平餅」を加えた豪華なお昼ご飯を一緒に食べました。

  
調理実習。みんな一生懸命頑張りました。       今日のお昼ご飯。                 いただきます! 
 
 他県の高校生同士で交流を持つ機会はというのはなかなか得られません。ですが、同年代の活動というものは何よりも刺激になります。経験は人を変え、成長へ導くことを信じ、本校はこれからも全国の高校生との交流を積極的に行っていきたいと考えています。
 今回生まれた中京高校との素晴らしい縁を絶やすことなく生かしていきたいと考えています。この度は遠路はるばるありがとうございました。


                   お疲れ様でした! 

 最後になりますが、この度の交流会にあたり、ざくざくを提供していただいた千の花様、生徒研修を行っていただいた檜物屋酒造様、本当にありがとうございました。

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ESD海外研修のため、本校生徒14名がオーストラリアへ出発しました

  今年度、本校のESDは、広い意味での復興教育と国際理解教育を二本柱として行っています。異文化と接することは反対に自分たちのことを知り、広い視野を持つこと、さらに語学研修の良い機会となります。今回参加するのは生徒14名、引率教諭2名です。福島県が実施している「ふくしまの未来を担う高校生海外研修支援事業」の助成を受けながら実施します。一行は8月1日(土)にオーストラリアへ向けて、成田から旅立ちました。
  
  無事オーストラリアに到着しました       カンガルーと一枚           語学学校にて
  生徒たちはクイーズランド州ブリスベン郊外で、
ホストファミリー宅にてホームステイをしながら語学学校で英会話を学んだり、福島の現状を伝えるプレゼンテーションをしたりします。また、8月7日(金)にはモートン島で自然環境保護の取り組みについて学びます。帰国は8月9日(日)の予定です。

  今、これを書いている私は全く英語を話せませんが、これまで2回海外へ行きました。治安の悪い路線バスで爆睡したり、若いお兄さんに2ドルをせがまれたりといろいろありましたが、それ以上に言語の壁とは自分が思っていたよりも高くはないということを感じました。是非、本校の生徒たちには、積極的に異文化に触れ、自分の世界が広がる瞬間を感じて欲しいと思います。

  安達高校はこれからも、異文化交流の機会を積極的に設け、生徒が世界とつながる活動を支援していきたいと考えています。
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「千功成」蔵元 檜物屋酒造店を訪問しました。

 8月19日(水)、岐阜県より安達学園中京高等学校商業コースの方々との交流会を本校で行い、お互いの地域の食文化を紹介しあう予定です。よって、実際に地元で食材を作っている企業に話を聞き、実際に体験することが必要であると考えました。その第1弾は二本松市の醸造店「国田屋醸造店」で味噌作り体験を行いました。【過去記事参照】
 
今回はその第2弾として、7月28日(火)、明治7年創業二本松市の地酒「千功成」の蔵元である檜物屋酒造店を訪問し、日本酒ができるまでの説明を伺い、蔵の見学をさせていただきました。

 

 軟水と硬水では発酵の進み具合が違うことや、日本酒用の良い麹についてなど、日本ならではのわざに触れ、地元の資源を使って地酒中の地酒を作る檜物屋酒造様の仕事に触れた生徒たちはとても感動している様子でした。
 お中元の時期でとても多忙なのにもかかわらず、ご対応いただいた檜物屋酒造店の皆様、本当にありがとうございました。

 以下は生徒の感想です(抜粋)
・味噌作り体験に続いて二本松の酒屋さんに行って話を伺ったり作る所を見せていただいたりしました。話を伺っているときはまだお酒を飲めない私たちよりも同行した先生たちの方が楽しそうでした。
でも作業場の見学やお酒作りの行程、歴史の説明などのお話はお酒が飲めなくても純粋に知識として興味深くとても参考になりました。 
使用する水によって辛口になったりすることを初めて知りました。それと材料になるお米は一般的に食用とされるものより高くてそれを削って使うのでお酒は贅沢なものなんだと思いました。
・歴史のある二本松の酒屋さんに行って話を聞いたり見たりして、今まで知らなかった工程を知り、新しい知識を得ることができました。酒づくりの歴史に触れたり今の酒屋さんたちが抱える問題を知ったり、又私たちでも甘酒などを作ることができると知りました。私たちの住む二本松にはたくさんの歴史、文化のあることは素晴らしいことだと思いました。これから実行できることは実行し、生かしていきたいです。
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国田屋醸造にて味噌作り体験をさせていただきました。

 8月19日(水)、岐阜県より安達学園中京高等学校商業コースの方々との交流会を本校で行い、お互いの地域の食文化を紹介しあう予定です。よって、実際に地元で食材を作っている企業に話を聞き、実際に体験することが必要であると考えました。
 
そこで、今回はその第1弾として、中京高校との交流会に参加し、発表する本校生徒2名が7月23日(木)に1777年から二本松市で味噌・醤油を作り、販売し続けてきた国田屋醸造にて、味噌作り体験をさせていただきました。
 
 初めての体験だったので初めは戸惑っていたようですが次第に作業にも慣れ、最後のほうではその仕事ぶりにお褒めの言葉を頂けるほどもりもりと働いていました。
 作業が終わった後は、国田屋醸造が営む「蔵カフェ 千の花」で味噌の味付けについてや、きゅうり農家が抱える課題など、非常にためになるお話を聞き、食に関する課題を見つけることができました。
 
           味噌作りは重労働です               たくさんのお話を聞かせていただきました
 

 安達高校は地域とのつながりを密にし、地域での活動から世界の持続可能な開発のための課題を考えていきたいと考えています。
  「千の花」の皆様、本当にありがとうございました。

以下は生徒の感想です(抜粋)
・味噌作り体験は今回が初めてで、知識や経験として得たものや感じたものはたくさんあるのですが、意外と重労働だっとことが一番衝撃でした。運動部だった中学時代をしのいで汗をかきました。でもすごく楽しかったです。
・私はみそが大豆と麹と塩だけでできていることを初めて知りました。また、作業の大変さや、こうじの量で味噌の味が変わる味噌の奥深さに気付くことができたのでよかったです。
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清心女子高等学校との共同プロジェクト"Photo Session"がスタートしました。

  7月23日(木)に岡山県の清心女子高等学校3学年と安達高校美術部共同プロジェクト"Photo Session"のキックオフミーティングをインターネット電話サービス「Skype」を用いて行いました。
   
              本校の様子です                                                  本校の様子です                                       清心女子高の様子です
  今年の3月29日に岡山県で福島
×岡山復興学生サミットが開催され、本校岡山ESD班(現3年生)が参加しました。このイベントを通して本校と清心女子高等学校とのつながりが生まれました。岡山と福島という遠く離れた地の間で結ばれた絆を絶やすことなく深化させ、共に復興へ向かっていくためにも、お互いの地域的課題・共通課題を共有することが重要であると考え、共同プロジェクト"Photo Session"を立ち上げました。

 "Photo Session"とは、あるテーマに従ったノンバーバル(非言語)な写真を用いてお互いのメッセージを表現しあう取り組みです。安達高校は地元の風景や、スーパーの岡山県産の商品、ガラスバッチ等をモチーフとした写真を撮ることになりました。

 試験的かつ挑戦的な取り組みですが、この共同プロジェクトを通して新たな交流・情報発信の形を模索していきたいと考えています。

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愛知県立愛知商業高校との交流会が行われました。

 本校では、ユネスコスクールとして持続可能な開発のための教育(ESD)を実践しています。生徒たちはこれまで、持続可能な社会のためには何が必要なのか、自分たちにできることは何なのかを考え、そして福島の今を伝えるべく、生徒自身の意見を発信し続けてきました。

 7月22日(水)、本校同様ユネスコスクールに承認されている愛知県立愛知商業高校のユネスコクラブに所属する9名の生徒が来校し、本校の生徒と交流し、お互いの活動内容の報告を行いました。
  
 日  時 : 平成27年7月22日(水) 14:00~17:30
 会  場 : 本校視聴覚室 
 内  容 : 安達高自然科学部活動報告
        安達高家庭クラブ活動報告
        安達高ESD岡山世界大会班
        愛知商業高活動報告
        幸福のはちみつブルーベリーアイス試食・意見交換会
        校地内放射線測定体験

  愛知商業高ユネスコクラブは学校の屋上でミツバチを飼育しており、そこで採れたハチミツ「徳川はちみつ」を使ったアイスクリームを開発しました。そして、そのアイスクリームを用いてこれまで様々な活動を行ってきました。今年度は福島産のブルーベリーを用いた新たな復興支援商品「幸福のはちみつブルーベリー」の開発を手掛けており、本交流会でその試食が行われ、活発な意見交換を行いました。 
   
自然科学部による温度差発電のデモ実験  愛知商業高の発表 素晴らしい発表でした   
「幸福のはちみつブルーベリー」試食
   
  アイスに対する意見を書いています     一緒に校地の放射線量を測定しました   愛知商業高紹介の地元新聞 仲良し!

  「
Think Globally, Act Locally」(国際的な規模の問題を考え、足元で行動せよ)を掲げ、地元から始めた活動が日本全国、そして世界に広がろうとしている愛知商業高の活動に、本校の生徒たちはとても刺激を受けた様子でした。一方で、私たちも福島の現状や、福島の高校生の取り組みを発信し、福島の「今」を愛知商業高に伝えることができたのではないかと思います。

 
以下は本校生徒の感想です(抜粋)
 ・愛知県で福島のことを考えてアイスを作ってくれたのがうれしかったです。材料から名前まで考えて作っていて、思いが伝わってきました。とてもおいしかったです。
 ・福島を知ってもらう、魅力を伝える、考えてもらうために同じ高校生が企画から販売まですべて全力でやっていることに感動しました。そんな素晴らしい活動に少しでも協力することができてとてもうれしいです。

以下は愛知商業高校生徒の感想です(抜粋)
・今回訪問させていただいた仮設住宅、安西果樹園様、安達高校の方たちがそろっておっしゃっていたのは「風評被害」という言葉でした。今、私たちが名古屋へ帰ってこの厚い壁である風評被害を減らし、伝えることができるかが今後の私たちの課題でもあります。
・自然科学部jさんは再生可能エネルギーとして、温度差発電を行ったり、放射線量測定をしたりと、身近でできそうなものを紹介していただき、同じ高校生が放射線と向き合い、立ち向かっている姿に頼もしいと感じました。なぜこの場所では高く、この場所では低いのかということが判明すれば将来の日本に必ず役立つと思うので、本当に続けてほしい活動だと思いました。
・名古屋と福島ですぐにお互いのところへ行くことはできませんが、何かの形で交流を続けていきたいです。


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公開ESD校内発表会が行われました

 本校では,東日本大震災以降の様々な苦難を乗り越えようと、総合的な学習の時間や教科「情報」を通じて「復興教育」を実施してきました。実施にあたっては、国際連合教育科学文化機関(UNESCO),文部科学省が進める「持続発展教育(ESD)」を中心に置いています。ESD を推進する学校は,ユネスコパリ本部がユネスコスクールとして指定をしていますが、県内では平成24年12月に本校が初めて加盟承認されました。今年度もこれまでの取り組みを踏まえ,「復興教育」「国際理解教育」における教育活動の成果発表会を行いました。

期 日    : 2015年7月14日(火)10時00分~16時10分 (受付:9時30分~)
会 場    : 本校体育館
内 容    : ① 生徒発表…2年生6班、3年生1班、オーストラリア海外研修班、
                 ESD世界大会派遣グループ、自然科学部、家庭クラブ、
                 ESD国際交流プログラム参加生徒
        ②  講評…JICA 二本松青年海外協力隊訓練所所長 州崎 毅浩 氏

生徒発表
  3年 こどもの発達と保育:「ユニクロ服のチカラプロジェクト」
  2年1組:「福島の現状 ~残された課題~」
  2年2組:「START DASH! From Fukushima」
  2年3組:「FUTURE FROM FUKUSHIMA~福島がになう再生可能エネルギーとは~」
  2年4組:「震災前後の環境変化~マグマ発電に注目してみた~」
  2年5組:「エネルギーの可能性~宇宙太陽光発電(SSPS)について~」
  2年6組:「
FUTURE FROM FUKUSHIMA~福島がになう再生可能エネルギーとは~
  自然科学部:「福島IN THE FUTURE」
  オーストラリア海外研修:「福島の紹介」(英語発表)
  ESD世界大会岡山派遣グループ:「東日本大震災からの福島」
  家庭クラブ:「災害時に役立つ食事の提案」
  ESD国際交流プログラム参加生徒:長谷川美佳「What Happened in Fukushima?」(英語発表)

    
     どの班も頑張りました               暑い中、皆集中して聴いていました          活発な議論が行われました
    
JICA二本松所長 州崎様よりご講評を頂きました       2年4組が表彰を受けました

 今年度は、2学年の発表の中から最優秀発表賞を選出しました。全校生徒の投票により、
2年4組 「震災前後の環境変化~マグマ発電に注目してみた~」が最優秀発表賞を受賞し、1学期終業式にて表彰されました。


以下のリンクより生徒の感想をご覧いただけます。
平成27年度公開ESD校内発表会感想まとめ.pdf
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ダートマス大学との交流会が行われました

 7月10日(金)にダートマス大学(アメリカ合衆国ニューハンプシャー州)との交流会が行われました。ダートマス大学からは18名の学生と2名の引率教員が来校し、安達高校からは有志で集った20名の生徒が Welcome Supporter として交流会に参加しました。昼食にPTA役員によるカツカレーを一緒に食べ、午後は書道と剣道の日本文化を体験していただきました。
  

 Welcome Supporterの生徒は積極的にコミュニケーションを図ろうとしており、出会った瞬間から交流を進めていきました。昨年の地域交流会以来、経験を積み重ね、ますます成長している様子がうかがえました。



 ダートマスの学生を見送った後、本校の生徒からは「あっという間だった」、「もっと英語を話せるようになりたい」、「先生、私をダートマスに連れてって」、「またこういう機会があったらぜひ参加したい」という声を多数聞くことができました。

 今回の交流会はユネスコスクールである安達高校ならではの活動です。参加した生徒の多くは何かを感じてくれているようでした。安達高校はこれからも国際交流を積極的に行い、生徒が世界とつながる機会を提供していきたいと考えています。

以下のリンクより Welcome Supporter の生徒の感想をご覧いただけます。
平成27年度ダートマス大感想まとめ.pdf

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英語副教材 『WHAT'S UP ?』 に本校の活動が紹介されました

        
 

桐原書店発行の英語副教材『WHAT'S UP ?』(どうしたの?変わったことないかい?の意)に本校の活動が紹介されていました。この本は、今、世界で起こっている出来事を英語で読んで考えるためのもので、高校生が興味を持つと思われるトピックを写真やイラストを多く用いて編集されています。該当ページを紹介します。

Action for the Future
         2014年11月にユネスコスクールの世界大会高校生フォーラムが岡山市で開かれました。
         その前年に全国約650のユネスコスクールの中からESD(持続可能な開発のための教育)
    大賞を受けた福島の安達高校の代表も参加して、英語で発表やディスカッションを行いました。

  It has been seventy years since the end of World War Ⅱ.  How has the world changed?  There are still wars and difficult problems in the world.  It sometimes seems hopeless.  However, there are also new movements.  Young people of the world get together and try to make a brighter future.
  For example, in 2014 a big meeting was held in Okayama.  Young people from 34 countries get together and discussed important issues.  They made presentations and held discussions about ESD.
 Four students from Adachi High School in Fukushima were able to join it.  They were studying about nuclear effects and future energy.   As is well known, the area has been suffering from the effects of 3-11.  Students there want to do something to help their city and prefecture.  They gave a presentation in English and discussed important issues with the students from other prefectures and countries.  The high school students exchanged opinions and shared ideas. 
  They feel : My world extends from the classroom to the schoolyard, from the schoolyard to the community, from the community to my country, from my country to your country, and then further to the world and to the Planet.  For sure, these kinds of movements are spreading around the world and they will change our future.
                                                                 ( 『WHAT'S UP ?Elementary 2015-2016 』p16~17  桐原書店 )  
                                                                                      
[日本語訳]
未来に向かっての行動
 第2次世界大戦終結後70年が過ぎました。世界はどのように変わったでしょうか。世界にはまだ戦争や困難な問題があります。時には希望がないように見えます。けれども、新しい動きもあります。世界の若者が集まって明るい未来をつくろうとしています。
 例えば、2014年に岡山で大会が開かれました。34か国の若者が集まって重要な問題について話し合いました。プレゼンテーションをしたり、ESD(持続可能な開発のための教育)についてディスカッションを行いました。
  福島県の安達高校の4人の生徒がそれに参加することができました。放射能の影響や未来のエネルギーに関して研究していました。よく知ってのとおり、その地域は3.11の影響に苦しんでいます。そこの生徒は自分たちの町や県を助けるために何かしたいと思っています。彼らは英語でプレゼンテーションを行い、大切な問題について他の県や国からの生徒たちと話し合いました。高校生たちが意見を交わし、アイディアを分かち合ったのです。
  彼らはこのように感じました。「教室から学校へ、学校から地域へ、地域から私の国へ、私の国からあなたの国へ、そしてさらに遠く世界へ、地球へ、私の世界は広がっていく」と。確実に、このような動きは世界中で広がってきていて、私たちの未来を変えることになるでしょう。
                                                                                                                                           (付録の全文訳による)

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届けよう、服のチカラ”プロジェクト 出張授業が行われました

  617()3年生の授業「子どもの発達と保育」(家庭科)選択者を対象に、ユニクロ 福島南沢又店 店長代行 長瀬  さんによる出張授業が行われました。
 
ユニクロは教育機関との連携事業として、届けよう、服のチカラ プロジェクトを進めています。着なくなったユニクロの服を回収し、世界中の難民の方々に届けるというプロジェクトです。
 
達高校は授業の一環としてこのプロジェクトに参加します。そこで実際の難民の方々の様子を写真で見ながら、服にはどのようなチカラがあるのか、回収した服はどのように役立てられているのか等の話を長瀬さんにしていただきました。
 
難民の方々の生活の様子や、実際に服が届いた時の様子を目にすることで、難民問題についてや、自分たちでできる社会貢献についてを考えるきっかけになったようです。以下は、生徒の感想の一部です。


 「難民」という言葉自体は聞いたことがあったけど、具体的な事は知らなかったので難民の現状を知れてよかったです。動画で見た子供たちに服をわたし、服をもらった子供たちが笑顔になっているのを見ていたら泣きそうになりました。私もこのプロジェクトに協力していきたいと思いました。


   
 
 安達高校はこの活動に参加することで、世界につながっていきたいと考えています。

以下のリンクより生徒の感想がご覧いただけます。
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ユネスコスクール

絵文字:星ESD大賞を受賞しました絵文字:重要
 絵文字:重要

           
全国約650校のユネスコスクールの中から、ESD(持続可能な開発のための教育)への取り組みが評価され、グランプリとなるESD大賞を受賞しました。


絵文字:良くできました OK県内初ユネスコスクールに認定絵文字:重要


 本校では平成24年度より、震災からの復興や未来の在り方について考える「復興教育」に取り組んでいます。このような中、平成24年12月に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコスクール」に認定されました。県内の幼小中高大を通じて認定されたのは初めてとなります。ユネスコスクールとは、国際理解や人権尊重、持続可能な発展などユネスコが提唱する理念を、教育を通じて目指す学校です。世界181か国で9000校以上が認定されており、日本の認定校は平成25年1月現在、41都道府県で550校となっています。

 大震災後4年が過ぎました。今でも生徒が被った傷は決して癒えてはいませんが,子供という最も大切な存在を,心配の消えない環境下の学校に送り出さなければならない保護者・地域の方々が,さらに深い傷を負っていることを感じます。しかし,未来を創ろうと、前向きに努力する子供たちの様子は、多くの大人を勇気づけることになり、ひいては福島復興にも繋がっていくものと思います。安達高校の「復興教育」は、生徒自らが自身の人生を真剣に捉えながら、持続可能な未来を創造するユネスコの理念を中心に据えたユネスコスクールとしての活動を展開していきます。
 

    


【目 標】 
 1今後訪れる様々な物事に対して、力強く乗りこえる力を養う。
 2持続可能な将来のためには、知識や経験が必要であることを実感し、通常の学習の重要性を認識させる。
 3自分の人生や将来像を自分の頭で考え発信できる表現力を養う。

【教育内容】 
 放射線対策教育
  福島県が置かれている現状を認識する必要があることから、「放射線対策教育」を実施。まずは、放射線、放射性物質、放射能の意味、内容を学び、安達高校における放射線量を把握する。さらに、福島県復興のために高校生ができることや、、その社会的な影響力について学習を行っている。
 再生可能エネルギー教育
  外部講師(大学や企業等の専門家)を招き、地球温暖化の現状とその原因について講演をしていただく。また、こうした状況を改善するための1つとして、再生可能エネルギーの必要性について学んでいる。
 持続発展教育(ESD)
  様々な国際機関と連携し、世界的な視点で地球の現状や将来像を考え、持続可能な社会を目指すための学習を行っている。
 交流学習
  アジア諸国のほか、アメリカやフランスの高校生との交流を行い、広い視野や、解決しなければならないたくさんの課題を共有し、改善策について考えている。


    
【ESD防災アジア次世代リーダー    【OECD東北スクール】       【日韓中高生フォーラム】 
   国際ワークショップ】
 (文部科学省・公益財団法人ユネスコ・ (OECD・文部科学省・福島大学主催) (文部科学省・大阪府立大学主催)
 アジア文化センター主催)