日誌

2024年8月の記事一覧

「コミュタン福島」研修

 7月30日(火)に、復興教育研修の一環として、コミュタン福島を訪問しました。2・3年生18名が参加しました。

 はじめに、震災を伝える新聞記事の展示パネルや福島第一原子力発電所の事故直後の模型の説明を受け、未曽有の複合災害の状況を改めて確認しました。次に、環境回復エリアと環境創造エリアの見学と、環境創造シアターでの鑑賞を通し、放射線に対する正しい知識を得て、再生エネルギーや自然と共生する社会を目指す、福島県の環境の未来について考える機会を得ました。最後に、「燃料電池で発電してみよう」と題した体験研修を行いました。グループに分かれて、太陽電池の模型を操作し、得られた水素を燃料電池に供給して発電するという実験を通し、二酸化炭素を排出しない、再生可能エネルギーの利点と、水素社会を実現させるための課題の多さを知ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 震災から13年が経過しています。現3年生は2006年生まれが多く、震災時の記憶はおぼろげだそうです。大災害の記録と記憶の伝承が困難になりつつあると実感させられました。その中でも、講話中も熱心にメモを取り、実験に意欲的に取り組み、震災への理解を深めようとする参加生徒の姿に、故郷ふくしまへの復興に貢献したいという強い意志を感じ取ることができた、有意義な研修となりました。 

 

  

 

 

 

 

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福島第一原子力発電所見学のための事前研修

 ユネスコスクール復興教育の1つとして、今年度も福島第原子力発電所を見学に行く予定です。7月24日(水)、経済産業省資源エネルギー庁の木野正登様を講師にお迎えし、その事前研修を行いました。1F見学に参加する2、3年生、23名が参加しました。まず、木野様より「ALPS処理水の海洋放出に係る取組状況について」という題目で、ご講話をいただきました。福島の復興に欠かせない廃炉に向けた取組や現状、特に、処理水の海洋放出について詳しく学びました。生徒たちは、1Fのジオラマを見ながら、数日後の見学を具体的にイメージしていました。また、正しい情報を知り、自分で考え判断することの大切さを再認識していました。

 講話の後は、参加生徒それぞれが、講師の木野様に質問し、疑問を解決する時間となりました。基本的な質問から、進路や生き方に関する質問まで、すべての質問にご丁寧に答えていただきました。見学に向けて大変有意義な事前研修となりました。

  

 

 

 

 

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