令和元年度 ESD海外語学研修を実施しました
2019年10月1日 09時15分令和になり初めてのESD語学研修へ行ってきました。ESD語学研修は、外国でのホームステー体験ではなく、福島県の現状プレゼン、日本文化紹介、現地生徒と一緒の授業など英語での体験学習です。今年は、シドニーから350キロも離れた小さな海べの町にあるナルーマにホームステーによる滞在となりました。生徒は今までの学習の成果を精一杯発揮していました。生徒達にとっては実り多い海外研修になったと思います。
福 島 県 立 安 達 高 等 学 校
令和になり初めてのESD語学研修へ行ってきました。ESD語学研修は、外国でのホームステー体験ではなく、福島県の現状プレゼン、日本文化紹介、現地生徒と一緒の授業など英語での体験学習です。今年は、シドニーから350キロも離れた小さな海べの町にあるナルーマにホームステーによる滞在となりました。生徒は今までの学習の成果を精一杯発揮していました。生徒達にとっては実り多い海外研修になったと思います。
2月20日(水)に、二本松市にある男女共生センターを会場とし、1学年の生徒を対象とした「ユネスコスクール国際理解講座」の一環で、永遠瑠・マリールイズさんのお話を伺いました。ルワンダに関する事前学習の後、ルワンダの悲劇を扱った映画「ルワンダの涙」を鑑賞し、その後、講演会に臨みました。講演は、「教育を受けることの大切さ」「夢を持つこと」「出会い」などの当たり前とも思える言葉の後ろにある深い、示唆に富むお話をお聞きすることができました。質疑応答の中で、同じ家族がツチ族とフツ族に分かれた基準を教えていただいた時は、あまりの理不尽さに皆で愕然としました。質疑応答は、講演会終了後もマリールイズさんの控室に場所を移して続けられ、生徒達は自分の置かれている現状がどれほど恵まれていたのか、再確認しているようでした。
本校ESD(持続可能な開発のための教育)活動の生徒による発表会を下記の通り開催いたします。
記
日 時:平成30年9月6日(木)8:00~17:00
場 所:二本松市民会館(福島県二本松市榎戸1丁目92番地)
詳細につきましては、下のファイルをダウンロードしていただき、ご確認ください。
なお、保護者の皆様には、2学期はじめにクラス担任から改めてご案内差し上げますので、参加を希望される際にはそちらの参加希望書をご提出ください。
2月14日(水)ユネスコスクールESD(持続可能な開発のための教育)活動1年間のまとめとして、1学年生徒全員でESDポスターセッションを行いました。各グループで新聞記事の中から興味関心のあるテーマを設定し、ポスターを制作しました。それぞれが各教室へ分散し、調べた内容を丁寧に説明し、質疑にも柔軟に対応していました。2年次に行うESD公開発表会での更なる飛躍を期待できる内容でした。
7月31日(月)から8月10日(木)の11日間、今年で3回目となる安達高校オーストラリア海外研修を実施し、有志参加の14名の生徒がオーストラリアのニューカッスル市へ行ってきました。昨年行ったシドニーから200km北の、シドニーに次ぐ街です。
6月19日(月)、本校同様ユネスコスクールである兵庫県立北須磨高等学校との交流会を実施しました。
午前中は、保護者の方の承諾を得、線量をモニタリングしながら、合同で被災地の巡検を行ってきました。震災時のまま時が止まっているかのような光景に両校の生徒達は心打たれているような様子でした。生徒の誰かが言った、「人の営みとしての時間は止まっているけれど、植物などの生き物にとっての時間は流れているみたい」という言葉がとても印象的でした。
午後からは、お互いの活動紹介をし、本日の感想を模造紙にまとめました。本当に様々な意見が出てきて、この交流会を実施することができて良かった、と感じました。
震災から6年がたった今、復興について考える人と時間が減ってきているように感じます。本校では、「Re:復興教育」を掲げ、今後も、福島県の復興について考える機会を与えていきたいと思っています。
自然科学部では、透明標本の作製に挑戦しています(写真は載せることはできないので、是非検索してみてください)。6月11日(日)に、自然科学部の生徒2名とともに、斎藤千映美教授の学生さんに、その作成方法のコツについて聞いてきました。
説明後は、もはや恒例となったヤギとのふれあいを行わせていただきました。
※今回は不覚にもカメラを忘れたので写真がありません
5月17日(水)、1年生を対象に本校ESD(持続可能な開発のための教育)の一環として、「放射線教育講座」を開催しました。
講師に福島大学 総合教育センター 教授の岡田 努 先生をお招きし、ご講演頂きました。
震災・原発事故から6年経過した福島県の現状や放射線、原子力発電所に関する基本的な知識についてお話しをしていただき、生徒たちは興味深く聴講していました。
講座の後半、「放射性物質と食の安全」をテーマに自分が発表するためにはどのようなことについて調べればよいかをアイデアグリッドシートを用いて考え、友達と共有する場面も見受けられました。
今回の講座は、生徒達がこれから、教科の枠にとらわれないESDの活動を進めていくための足がかりとなったのではないでしょうか。
過日、ユネスコスクールの一環として福島民報教育福祉事業団にネパール大地震の義援金 33,154円 をお届けしました。本校の生徒が発起人となって学校全体に義援金を募ったものです。現地の被災した方々への復興支援となることを祈念いたします。
本校では平成24年度より、震災からの復興や未来の在り方について考える「復興教育」に取り組んでいます。このような中、平成24年12月に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコスクール」に認定されました。県内の幼小中高大を通じて認定されたのは初めてとなります。ユネスコスクールとは、国際理解や人権尊重、持続可能な発展などユネスコが提唱する理念を、教育を通じて目指す学校です。世界181か国で9000校以上が認定されており、日本の認定校は平成25年1月現在、41都道府県で550校となっています。 大震災後4年が過ぎました。今でも生徒が被った傷は決して癒えてはいませんが,子供という最も大切な存在を,心配の消えない環境下の学校に送り出さなければならない保護者・地域の方々が,さらに深い傷を負っていることを感じます。しかし,未来を創ろうと、前向きに努力する子供たちの様子は、多くの大人を勇気づけることになり、ひいては福島復興にも繋がっていくものと思います。安達高校の「復興教育」は、生徒自らが自身の人生を真剣に捉えながら、持続可能な未来を創造するユネスコの理念を中心に据えたユネスコスクールとしての活動を展開していきます。 |
【目 標】 | |
1 | 今後訪れる様々な物事に対して、力強く乗りこえる力を養う。 |
2 | 持続可能な将来のためには、知識や経験が必要であることを実感し、通常の学習の重要性を認識させる。 |
3 | 自分の人生や将来像を自分の頭で考え発信できる表現力を養う。 |
【教育内容】 | |
放射線対策教育 | |
福島県が置かれている現状を認識する必要があることから、「放射線対策教育」を実施。まずは、放射線、放射性物質、放射能の意味、内容を学び、安達高校における放射線量を把握する。さらに、福島県復興のために高校生ができることや、、その社会的な影響力について学習を行っている。 | |
再生可能エネルギー教育 | |
外部講師(大学や企業等の専門家)を招き、地球温暖化の現状とその原因について講演をしていただく。また、こうした状況を改善するための1つとして、再生可能エネルギーの必要性について学んでいる。 | |
持続発展教育(ESD) | |
様々な国際機関と連携し、世界的な視点で地球の現状や将来像を考え、持続可能な社会を目指すための学習を行っている。 | |
交流学習 | |
アジア諸国のほか、アメリカやフランスの高校生との交流を行い、広い視野や、解決しなければならないたくさんの課題を共有し、改善策について考えている。 | |
【ESD防災アジア次世代リーダー 【OECD東北スクール】 【日韓中高生フォーラム】 国際ワークショップ】 (文部科学省・公益財団法人ユネスコ・ (OECD・文部科学省・福島大学主催) (文部科学省・大阪府立大学主催) アジア文化センター主催) |