日誌

ESDポスターセッションを行いました。

2018年2月28日 13時44分
ユネスコスクール

2月14日(水)ユネスコスクールESD(持続可能な開発のための教育)活動1年間のまとめとして、1学年生徒全員でESDポスターセッションを行いました。各グループで新聞記事の中から興味関心のあるテーマを設定し、ポスターを制作しました。それぞれが各教室へ分散し、調べた内容を丁寧に説明し、質疑にも柔軟に対応していました。2年次に行うESD公開発表会での更なる飛躍を期待できる内容でした。

永遠瑠・マリールイズさんの講演会を行いました。

2018年1月29日 13時51分

1月24日(水)福島県男女共生センターにおいて、1学年の生徒がユネスコスクール国際理解講座の一環として、NPO法人「ルワンダの教育を考える会」永遠瑠・マリールイズさんの講演を聞きました。その準備として、生徒たちはルワンダに関するレクチャーを受け、映画『ルワンダの涙』を観て講演に臨みました。「教育」「夢を持つこと」「出会い」の大切さを今年も生徒たちに伝えて頂きました。講演後の質問も活発に行われ、今年は頭に巻いた布の活用方法も披露してくれました。彼女の話に感動し、次の日にはさっそく「国際理解のボランティアをしてみたいです!」と言いに来てくれた生徒もいました。来年も講演をお願いしたいと考えています。みなさんも機会があれば是非ご参加下さい。

JICAグローバルキャンプに参加しました。

2018年1月9日 09時02分
ユネスコスクール

ふたば未来学園高校が主催する「JICAグローバルキャンプ2017@いわき海浜自然の家」に、昨年末12/6(水)~8(金)の3日間、本校生徒13名が参加しました。

講座内容は「異文化理解」「フィリピンの防災」「メディアリテラシー」「貿易ゲーム」「途上国の地域振興事例」「再生可能エネルギー」「シリア難民キャンプ」「地球のステージ」「青年海外協力隊シミュレーション」「協力隊訓練模擬体験」「より良い安達高校ライフを作ろうミニ・プロジェクト」「20秒アクションスピーチ」など多岐に渡りました。どの講義からも生徒たちは多様な視点を獲得するきっかけを得ることができました。また、ふたば未来学園や富山県立高岡高校の生徒たちとの活発な交流もあり、非常に濃密な3日間となりました。生徒たちの成長が期待できるよい体験となりました。

今回お世話になったふたば未来学園高校の皆様、JICAの皆様に感謝申し上げます。

JICA二本松HPでグローバルキャンプの事が紹介されています。是非ご覧下さい。

ESD海外語学研修を実施しました。

2017年8月31日 12時00分
ユネスコスクール

  7月31日(月)から8月10日(木)の11日間、今年で3回目となる安達高校オーストラリア海外研修を実施し、有志参加の14名の生徒がオーストラリアのニューカッスル市へ行ってきました昨年行ったシドニーから200km北の、シドニーに次ぐ街です。

  観光客も含め外国人が少ない街であったため、とても温かい歓迎を受けました。文化や景色は生徒たちにはやはり興味深かったようで、生徒からは、「日本に帰りたくない」、「来年もきたい」などの感想が聞かれました。
  昨年も参加した生徒がもう一度参加するなど、徐々に研修の効果が上がってきているように感じます。安達高校は引き続き、海外研修を行っていきたいと考えております。
  なお、本研修は福島県が実施している「ふくしまの未来を担う高校生海外研修支援事業」の助成を受けながら実施しました。

兵庫県立北須磨高等学校との交流会を実施しました

2017年6月19日 12時35分

  6月19日(月)、本校同様ユネスコスクールである兵庫県立北須磨高等学校との交流会を実施しました。
  午前中は、保護者の方の承諾を得、線量をモニタリングしながら、合同で被災地の巡検を行ってきました。震災時のまま時が止まっているかのような光景に両校の生徒達は心打たれているような様子でした。生徒の誰かが言った、「人の営みとしての時間は止まっているけれど、植物などの生き物にとっての時間は流れているみたい」という言葉がとても印象的でした。
  
  午後からは、お互いの活動紹介をし、本日の感想を模造紙にまとめました。本当に様々な意見が出てきて、この交流会を実施することができて良かった、と感じました。
  
  震災から6年がたった今、復興について考える人と時間が減ってきているように感じます。本校では、「Re:復興教育」を掲げ、今後も、福島県の復興について考える機会を与えていきたいと思っています。

宮城教育大学で研究指導を受けてきました

2017年6月11日 12時31分
ユネスコスクール

  自然科学部では、透明標本の作製に挑戦しています(写真は載せることはできないので、是非検索してみてください)。6月11日(日)に、自然科学部の生徒2名とともに、斎藤千映美教授の学生さんに、その作成方法のコツについて聞いてきました。
  説明後は、もはや恒例となったヤギとのふれあいを行わせていただきました。

  ※今回は不覚にもカメラを忘れたので写真がありません

放射線教育講座を開催しました。

2017年5月17日 16時09分
ユネスコスクール

5月17日(水)、1年生を対象に本校ESD(持続可能な開発のための教育)の一環として、「放射線教育講座」を開催しました。
講師に福島大学 総合教育センター 教授の岡田 努 先生をお招きし、ご講演頂きました。
震災・原発事故から6年経過した福島県の現状や放射線、原子力発電所に関する基本的な知識についてお話しをしていただき、生徒たちは興味深く聴講していました。
講座の後半、「放射性物質と食の安全」をテーマに自分が発表するためにはどのようなことについて調べればよいかをアイデアグリッドシートを用いて考え、友達と共有する場面も見受けられました。
今回の講座は、生徒達がこれから、教科の枠にとらわれないESDの活動を進めていくための足がかりとなったのではないでしょうか。

1学年ESDオリエンテーションを実施しました。

2017年4月20日 18時42分
ユネスコスクール

本校では、ユネスコスクールとして「持続可能な開発のための教育(ESD)」を実践しています。4月19日(水)、1学年ではESDの導入としてオリエンテーションを行い、これまでのユネスコスクールとしての本校の取り組みや今後のESD学習ビジョンについて学びました。

授業後半には持続可能な社会について考えるために「40年後の幸せな村」の絵を描き、クラスの仲間と話し合いを持つなどして活動しました。振り返りシートには「ESDを通して想像力を高めたい」、「いま世界で起きている諸問題に関わっていきたい」などの感想があり、1学年の今後のEDSの活動に期待が持てます。

本校生徒がインドネシアを訪問します!

2017年3月14日 16時55分
ユネスコスクール

  フランス・ドイツへと派遣された第6回ESD国際交流プロジェクトに続き、第7回ESD国際交流プグラムへ本校の2年生1名が派遣されることになりました。
  全国のユネスコスクールから応募のあった100名の中の12名という狭き門を見事突破しました。
  日程は3月25日から3月31日で、訪問先はインドネシアです。世界のESDの優良事例を表彰するUNESCO/日本ESD賞を第1回目に受賞したインドネシアのESDプロジェクトを訪問すると共に、現地のユネスコスクールとの交流を予定しております。
  現地では英語のプレゼンテーションがあるとのことで、現在一生懸命その準備を行っていることろです。滅多にできないこの経験を存分に生かしてほしいと思います。

自然科学部員による寄稿が科学教育誌に掲載されました。

2017年2月8日 08時11分
ユネスコスクール

  「サイエンス ウィンドウ」は科学技術振興機構による隔月発行の科学教育誌です。自然科学部に所属し、食や農業をテーマに取り組んでいる生徒が「サイエンス ウィンドウ」2016年秋号の特集『育てる・つくる「食」の未来』を読んで感じたことを寄稿したところ、その記事が2017年冬号に掲載されました。
  情報発信力を向上させるためには、情報を仕入れ、自分の物とする訓練が必要となります。安達高校は今後もそのような力を身につけることができるような機会を提供していきたいと考えています。

  紙面はこちらよりダウンロードすることができます。

日誌

英語副教材 『WHAT'S UP ?』 に本校の活動が紹介されました

2015年7月2日 13時37分
ユネスコスクール

        
 

桐原書店発行の英語副教材『WHAT'S UP ?』(どうしたの?変わったことないかい?の意)に本校の活動が紹介されていました。この本は、今、世界で起こっている出来事を英語で読んで考えるためのもので、高校生が興味を持つと思われるトピックを写真やイラストを多く用いて編集されています。該当ページを紹介します。

Action for the Future
         2014年11月にユネスコスクールの世界大会高校生フォーラムが岡山市で開かれました。
         その前年に全国約650のユネスコスクールの中からESD(持続可能な開発のための教育)
    大賞を受けた福島の安達高校の代表も参加して、英語で発表やディスカッションを行いました。

  It has been seventy years since the end of World War Ⅱ.  How has the world changed?  There are still wars and difficult problems in the world.  It sometimes seems hopeless.  However, there are also new movements.  Young people of the world get together and try to make a brighter future.
  For example, in 2014 a big meeting was held in Okayama.  Young people from 34 countries get together and discussed important issues.  They made presentations and held discussions about ESD.
 Four students from Adachi High School in Fukushima were able to join it.  They were studying about nuclear effects and future energy.   As is well known, the area has been suffering from the effects of 3-11.  Students there want to do something to help their city and prefecture.  They gave a presentation in English and discussed important issues with the students from other prefectures and countries.  The high school students exchanged opinions and shared ideas. 
  They feel : My world extends from the classroom to the schoolyard, from the schoolyard to the community, from the community to my country, from my country to your country, and then further to the world and to the Planet.  For sure, these kinds of movements are spreading around the world and they will change our future.
                                                                 ( 『WHAT'S UP ?Elementary 2015-2016 』p16~17  桐原書店 )  
                                                                                      
[日本語訳]
未来に向かっての行動
 第2次世界大戦終結後70年が過ぎました。世界はどのように変わったでしょうか。世界にはまだ戦争や困難な問題があります。時には希望がないように見えます。けれども、新しい動きもあります。世界の若者が集まって明るい未来をつくろうとしています。
 例えば、2014年に岡山で大会が開かれました。34か国の若者が集まって重要な問題について話し合いました。プレゼンテーションをしたり、ESD(持続可能な開発のための教育)についてディスカッションを行いました。
  福島県の安達高校の4人の生徒がそれに参加することができました。放射能の影響や未来のエネルギーに関して研究していました。よく知ってのとおり、その地域は3.11の影響に苦しんでいます。そこの生徒は自分たちの町や県を助けるために何かしたいと思っています。彼らは英語でプレゼンテーションを行い、大切な問題について他の県や国からの生徒たちと話し合いました。高校生たちが意見を交わし、アイディアを分かち合ったのです。
  彼らはこのように感じました。「教室から学校へ、学校から地域へ、地域から私の国へ、私の国からあなたの国へ、そしてさらに遠く世界へ、地球へ、私の世界は広がっていく」と。確実に、このような動きは世界中で広がってきていて、私たちの未来を変えることになるでしょう。
                                                                                                                                           (付録の全文訳による)

ユネスコスクール


ESD大賞を受賞しました
 

           
全国約650校のユネスコスクールの中から、ESD(持続可能な開発のための教育)への取り組みが評価され、グランプリとなるESD大賞を受賞しました。


県内初ユネスコスクールに認定


 本校では平成24年度より、震災からの復興や未来の在り方について考える「復興教育」に取り組んでいます。このような中、平成24年12月に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコスクール」に認定されました。県内の幼小中高大を通じて認定されたのは初めてとなります。ユネスコスクールとは、国際理解や人権尊重、持続可能な発展などユネスコが提唱する理念を、教育を通じて目指す学校です。世界181か国で9000校以上が認定されており、日本の認定校は平成25年1月現在、41都道府県で550校となっています。

 大震災後4年が過ぎました。今でも生徒が被った傷は決して癒えてはいませんが,子供という最も大切な存在を,心配の消えない環境下の学校に送り出さなければならない保護者・地域の方々が,さらに深い傷を負っていることを感じます。しかし,未来を創ろうと、前向きに努力する子供たちの様子は、多くの大人を勇気づけることになり、ひいては福島復興にも繋がっていくものと思います。安達高校の「復興教育」は、生徒自らが自身の人生を真剣に捉えながら、持続可能な未来を創造するユネスコの理念を中心に据えたユネスコスクールとしての活動を展開していきます。
 

    


【目 標】 
 1今後訪れる様々な物事に対して、力強く乗りこえる力を養う。
 2持続可能な将来のためには、知識や経験が必要であることを実感し、通常の学習の重要性を認識させる。
 3自分の人生や将来像を自分の頭で考え発信できる表現力を養う。

【教育内容】 
 放射線対策教育
  福島県が置かれている現状を認識する必要があることから、「放射線対策教育」を実施。まずは、放射線、放射性物質、放射能の意味、内容を学び、安達高校における放射線量を把握する。さらに、福島県復興のために高校生ができることや、、その社会的な影響力について学習を行っている。
 再生可能エネルギー教育
  外部講師(大学や企業等の専門家)を招き、地球温暖化の現状とその原因について講演をしていただく。また、こうした状況を改善するための1つとして、再生可能エネルギーの必要性について学んでいる。
 持続発展教育(ESD)
  様々な国際機関と連携し、世界的な視点で地球の現状や将来像を考え、持続可能な社会を目指すための学習を行っている。
 交流学習
  アジア諸国のほか、アメリカやフランスの高校生との交流を行い、広い視野や、解決しなければならないたくさんの課題を共有し、改善策について考えている。


    
【ESD防災アジア次世代リーダー    【OECD東北スクール】       【日韓中高生フォーラム】 
   国際ワークショップ】
 (文部科学省・公益財団法人ユネスコ・ (OECD・文部科学省・福島大学主催) (文部科学省・大阪府立大学主催)
 アジア文化センター主催)