日誌

令和3年度ESD公開発表会を実施しました。

2021年9月8日 09時07分

9月2日(木)令和3年度 公開ESD発表会を実施しました。今年度は2学年各クラスから選ばれた8グループ、およびホームプロジェクト・自然科学部の計10班の発表となりました。各グループはSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)を踏まえ、環境問題、ジェンダー、いじめ、SNSによる被害、医療格差やエネルギー問題、エコクッキング、二本松市の発展や防災に関する提言など多様なテーマでプレゼンテーションを行いました。アンケート調査やインタビューなどを積極的に行った発表が多く、発表者と会場の生徒との間では活発な質疑応答がなされました。また、発表班以外のグループのポスターはホワイエに掲示されました。

最後にJICA二本松所長 田中宏幸 様より全ての発表について講評をいただき、今後の研究発展のための様々なアドバイスをいただきました。開発にはメリット・デメリットがあり、いろいろな立場の方から意見を聞く必要があるという話はとても示唆に富むものでした。今後も安達高校ではSDGsを指針としたESD活動を継続し、持続可能な社会づくりと生徒たちの幸せな未来の実現につなげたいと考えています。

相双地区視察に参加してきました。

2021年8月5日 16時40分

7月31日に原子力安全研究協会、経済産業省資源エネルギー庁のご協力をいただき、相双地区の視察に参加しました。双葉町の伝承館を拠点にし大熊町の帰還困難区域や中間貯蔵施設、富岡町、浪江町の請戸地区などを巡り相双地区の現状を視察しました。伝承館に戻った後は、経産省管理職員の方から廃炉や復興の状況・処理水の講座を聴講し、生徒たちは職員の方たちと意見交換会に参加しました。自分たちの目で視て実際に感じた相双地区。生徒たちは「復興への学び」の大切さをあらためて感じ取っていたようでした。

伝承館にて意見交換会

総合的な探究の時間特別講座 国際理解講座 永遠瑠(トワリ)・マリールイズさん講演会

2021年5月26日 18時14分

 5月26日(水)、福島県男女共生センターにおいて、1・2学年の生徒を対象としたユネスコスクール国際理解講座「永遠瑠(トワリ)・マリールイズさん講演会」を行いました。

 午前中は、ルワンダについての事前学習講座やルワンダについての映画を通して、ルワンダや過去の内戦について学びました。そして午後に、マリールイズさんによる講演を行いました。

 講演では、「ルワンダと日本での経験を踏まえた教育の大切さ」、「ルワンダの現状・女性の社会進出」、「日本の男女共生」「震災後のマリールイズさんの取り組み」などについてお話を聞くことができました。講演後は、たくさんの生徒から質問の手が上がり、生徒たちにとっては大きく心を揺さぶられる有意義な時間となったようです。

マリールイズさんの講演の様子

相双地区被災地域合同研修を行いました。

2020年12月16日 15時23分
ユネスコスクール

12月13日(日)磐城桜が丘高校と相双地区被災地域合同研修を行いました。双葉町役場の方々、ハッピーロードネットの皆様にお世話になり、午前中は双葉南小学校、旧双葉町役場、ヘルスケア―ふたばを訪問しました。午後には東日本大震災・原子力災害伝承館にて見学、語り部講話、ワークショップ等を行いました。大震災の様々な事柄を改めて考える有意義な時間となりました。

※コロナ感染症対策をしっかりと行い活動いたしました。

 

JICA国際理解講座を行いました。

2020年11月20日 19時21分

11月18日(水)に1学年生徒を対象としてJICA国際理解講座が行われました。4名の講師をお迎えして、青年海外協力隊派遣国での経験をお話しいただきました。生徒たちにとって未知の世界のことについて興味関心を抱くきっかけとなりました。

第1回ユネスコスクール北海道・東北ブロック大会に参加しました。

2019年11月6日 08時25分

11月5日(火)仙台国際センターで開催された第1回ユネスコスクール北海道・東北ブロック大会に、本校生2年生6名、1年生5名が参加してきました。本校のESD発表会で最優秀となった「LGBT(ジェンダー問題)」と有志生徒のポスターセッションで探求活動を発表しました。

令和元年度 ダートマス大学との交流会が行われました

2019年10月8日 14時30分

7月5日(金)にダートマス大学(アメリカ合衆国ニューハンプシャー州)との交流会が行われました。ダートマス大学からは9名と2名の引率教員が来校し、安達高校からは有志で募った1年生から3年生の生徒がWelcome Supporter として交流会に参加しました。

 Welcome Supporterは、視聴覚室の飾りつけの後、玄関で出迎えて昼食会場の視聴覚室へ案内しました。昼食を一緒食べた後、書道と剣道の日本文化を体験していただきました。                                                                                             

 Welcome Supporterは、それぞれそれぞれ事前に考えてきた質問をしたり、積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢が見られました。

 

  お互いに貴重な経験になりました。今後も国際交流を積極的に行い、生徒が世界とつながる機会を提供していきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

令和元年度 ESD海外語学研修を実施しました

2019年10月1日 09時15分

 令和になり初めてのESD語学研修へ行ってきました。ESD語学研修は、外国でのホームステー体験ではなく、福島県の現状プレゼン、日本文化紹介、現地生徒と一緒の授業など英語での体験学習です。今年は、シドニーから350キロも離れた小さな海べの町にあるナルーマにホームステーによる滞在となりました。生徒は今までの学習の成果を精一杯発揮していました。生徒達にとっては実り多い海外研修になったと思います。

 

R1_ESD海外研修報告書.pdf

永遠瑠・マリールイズさん講演会

2019年3月18日 15時17分

2月20日(水)に、二本松市にある男女共生センターを会場とし、1学年の生徒を対象とした「ユネスコスクール国際理解講座」の一環で、永遠瑠・マリールイズさんのお話を伺いました。ルワンダに関する事前学習の後、ルワンダの悲劇を扱った映画「ルワンダの涙」を鑑賞し、その後、講演会に臨みました。講演は、「教育を受けることの大切さ」「夢を持つこと」「出会い」などの当たり前とも思える言葉の後ろにある深い、示唆に富むお話をお聞きすることができました。質疑応答の中で、同じ家族がツチ族とフツ族に分かれた基準を教えていただいた時は、あまりの理不尽さに皆で愕然としました。質疑応答は、講演会終了後もマリールイズさんの控室に場所を移して続けられ、生徒達は自分の置かれている現状がどれほど恵まれていたのか、再確認しているようでした。

平成30年度公開ESD発表会の開催について

2018年7月24日 07時25分
ユネスコスクール

本校ESD(持続可能な開発のための教育)活動の生徒による発表会を下記の通り開催いたします。

日 時:平成30年9月6日(木)8:00~17:00

場 所:二本松市民会館(福島県二本松市榎戸1丁目92番地)

 

詳細につきましては、下のファイルをダウンロードしていただき、ご確認ください。

なお、保護者の皆様には、2学期はじめにクラス担任から改めてご案内差し上げますので、参加を希望される際にはそちらの参加希望書をご提出ください。

公開ESD発表会_実施要項・参加案内.pdf

公開発表会_参加申込書.docx

日誌

英語副教材 『WHAT'S UP ?』 に本校の活動が紹介されました

2015年7月2日 13時37分
ユネスコスクール

        
 

桐原書店発行の英語副教材『WHAT'S UP ?』(どうしたの?変わったことないかい?の意)に本校の活動が紹介されていました。この本は、今、世界で起こっている出来事を英語で読んで考えるためのもので、高校生が興味を持つと思われるトピックを写真やイラストを多く用いて編集されています。該当ページを紹介します。

Action for the Future
         2014年11月にユネスコスクールの世界大会高校生フォーラムが岡山市で開かれました。
         その前年に全国約650のユネスコスクールの中からESD(持続可能な開発のための教育)
    大賞を受けた福島の安達高校の代表も参加して、英語で発表やディスカッションを行いました。

  It has been seventy years since the end of World War Ⅱ.  How has the world changed?  There are still wars and difficult problems in the world.  It sometimes seems hopeless.  However, there are also new movements.  Young people of the world get together and try to make a brighter future.
  For example, in 2014 a big meeting was held in Okayama.  Young people from 34 countries get together and discussed important issues.  They made presentations and held discussions about ESD.
 Four students from Adachi High School in Fukushima were able to join it.  They were studying about nuclear effects and future energy.   As is well known, the area has been suffering from the effects of 3-11.  Students there want to do something to help their city and prefecture.  They gave a presentation in English and discussed important issues with the students from other prefectures and countries.  The high school students exchanged opinions and shared ideas. 
  They feel : My world extends from the classroom to the schoolyard, from the schoolyard to the community, from the community to my country, from my country to your country, and then further to the world and to the Planet.  For sure, these kinds of movements are spreading around the world and they will change our future.
                                                                 ( 『WHAT'S UP ?Elementary 2015-2016 』p16~17  桐原書店 )  
                                                                                      
[日本語訳]
未来に向かっての行動
 第2次世界大戦終結後70年が過ぎました。世界はどのように変わったでしょうか。世界にはまだ戦争や困難な問題があります。時には希望がないように見えます。けれども、新しい動きもあります。世界の若者が集まって明るい未来をつくろうとしています。
 例えば、2014年に岡山で大会が開かれました。34か国の若者が集まって重要な問題について話し合いました。プレゼンテーションをしたり、ESD(持続可能な開発のための教育)についてディスカッションを行いました。
  福島県の安達高校の4人の生徒がそれに参加することができました。放射能の影響や未来のエネルギーに関して研究していました。よく知ってのとおり、その地域は3.11の影響に苦しんでいます。そこの生徒は自分たちの町や県を助けるために何かしたいと思っています。彼らは英語でプレゼンテーションを行い、大切な問題について他の県や国からの生徒たちと話し合いました。高校生たちが意見を交わし、アイディアを分かち合ったのです。
  彼らはこのように感じました。「教室から学校へ、学校から地域へ、地域から私の国へ、私の国からあなたの国へ、そしてさらに遠く世界へ、地球へ、私の世界は広がっていく」と。確実に、このような動きは世界中で広がってきていて、私たちの未来を変えることになるでしょう。
                                                                                                                                           (付録の全文訳による)

ユネスコスクール


ESD大賞を受賞しました
 

           
全国約650校のユネスコスクールの中から、ESD(持続可能な開発のための教育)への取り組みが評価され、グランプリとなるESD大賞を受賞しました。


県内初ユネスコスクールに認定


 本校では平成24年度より、震災からの復興や未来の在り方について考える「復興教育」に取り組んでいます。このような中、平成24年12月に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコスクール」に認定されました。県内の幼小中高大を通じて認定されたのは初めてとなります。ユネスコスクールとは、国際理解や人権尊重、持続可能な発展などユネスコが提唱する理念を、教育を通じて目指す学校です。世界181か国で9000校以上が認定されており、日本の認定校は平成25年1月現在、41都道府県で550校となっています。

 大震災後4年が過ぎました。今でも生徒が被った傷は決して癒えてはいませんが,子供という最も大切な存在を,心配の消えない環境下の学校に送り出さなければならない保護者・地域の方々が,さらに深い傷を負っていることを感じます。しかし,未来を創ろうと、前向きに努力する子供たちの様子は、多くの大人を勇気づけることになり、ひいては福島復興にも繋がっていくものと思います。安達高校の「復興教育」は、生徒自らが自身の人生を真剣に捉えながら、持続可能な未来を創造するユネスコの理念を中心に据えたユネスコスクールとしての活動を展開していきます。
 

    


【目 標】 
 1今後訪れる様々な物事に対して、力強く乗りこえる力を養う。
 2持続可能な将来のためには、知識や経験が必要であることを実感し、通常の学習の重要性を認識させる。
 3自分の人生や将来像を自分の頭で考え発信できる表現力を養う。

【教育内容】 
 放射線対策教育
  福島県が置かれている現状を認識する必要があることから、「放射線対策教育」を実施。まずは、放射線、放射性物質、放射能の意味、内容を学び、安達高校における放射線量を把握する。さらに、福島県復興のために高校生ができることや、、その社会的な影響力について学習を行っている。
 再生可能エネルギー教育
  外部講師(大学や企業等の専門家)を招き、地球温暖化の現状とその原因について講演をしていただく。また、こうした状況を改善するための1つとして、再生可能エネルギーの必要性について学んでいる。
 持続発展教育(ESD)
  様々な国際機関と連携し、世界的な視点で地球の現状や将来像を考え、持続可能な社会を目指すための学習を行っている。
 交流学習
  アジア諸国のほか、アメリカやフランスの高校生との交流を行い、広い視野や、解決しなければならないたくさんの課題を共有し、改善策について考えている。


    
【ESD防災アジア次世代リーダー    【OECD東北スクール】       【日韓中高生フォーラム】 
   国際ワークショップ】
 (文部科学省・公益財団法人ユネスコ・ (OECD・文部科学省・福島大学主催) (文部科学省・大阪府立大学主催)
 アジア文化センター主催)