日誌

宮城教育大学・東北地区ユネスコスクール実践大賞を受賞しました!

2015年10月19日 21時14分
ユネスコスクール

   ユネスコスクールとして復興教育・国際理解教育を中心に据えた安達高等学校のESD活動が評価され、東北地方のユネスコスクールで顕著な実績をあげた学校に贈られる「宮城教育大学・東北地区ユネスコスクール実践大賞」に選ばれました。

  これもひとえに本校と連携して教育活動を行っていただいた大学、地域事業者の方々、そして
本校の取り組みに理解を示し支援していただいている保護者の皆様のおかげと、感謝申し上げます。

   なお、10月30日(金)に宮城教育大学にて開催される第4回ユネスコスクール大会東北大会にて授賞式および本校の実践発表、そして生徒による学習発表プレゼンテーションを行って参ります。

インドとの国際協働プロジェクト"ESD Food Project"がスタートしました。

2015年10月19日 18時41分
ユネスコスクール

 持続可能な開発のための教育(ESD)は、国際的な視点を含む多様な価値観から意思決定ができる生徒を育てることを目標としています。そのためにも、身近な地域にみられる課題を発見し、その課題が海外とはどのような共通点があるのか、課題克服には何が必要かを国境を越えて共に考える国際協働学習の必要性がこれまでも強調されてきました。

 今回、安達高校はアジア・ユネスコ文化センター(ACCU)が主催するインドとの国際協働学習プロジェクト”ESD Food Project”の日本代表校として採択され、9月12日、13日に本校から2名の教員がスタートアップワークショッププログラムに参加してまいりました。

   

 このプロジェクトは「食」をテーマとし、日本の学校が提示する食に関する課題と、インドが提示する食に関する課題のうち、双方に共通する課題を協働で解決していこう、というプロジェクトです。本校では地域の課題に取り組むことで、地域の方々との連携を深め、さらには世界的な視点を持つ生徒を育てたいと考えています。

清心女子高等学校とのプロジェクト"Photo Session"の経過報告会を行いました

2015年10月19日 17時41分
ユネスコスクール

 平成27年7月23日にスタートした岡山県清心女子高等学校との共同プロジェクト”Photo Session"。9月17日(木)にインターネット電話サービス「Skype」を用いて経過報告会を行いました。

 清心女子高等学校は3年生のクラス全員でプロジェクトに取組みました。そして彼女たちが撮った写真に加え、安達高校美術部が撮影した写真も合わせて清心女子高文化祭で発表してくれました。
また、本
校美術部も9月29日に行われた小文化祭で取り組みを発表しました。
 
  
「自分でもこれまで気づかなかった地元の姿を再確認できてよかった。」という感想がお互いからでてきた一方で「希望の写真が撮れなかったから悔しい。」という意見もでました。
1回目の交流では緊張のせいもあってか、自分の意見をあまり言えずにあっという間に終わってしまいましたが、今回は自分たちの意見もしっかり言えるようになり、議論を通して考えの幅を広げることができ、
本校生徒達の成長した姿を見ることができました。
 

 

安達高校 ESD 夏季海外語学研修報告

2015年9月18日 18時51分
ユネスコスクール




日誌

英語副教材 『WHAT'S UP ?』 に本校の活動が紹介されました

2015年7月2日 13時37分
ユネスコスクール

        
 

桐原書店発行の英語副教材『WHAT'S UP ?』(どうしたの?変わったことないかい?の意)に本校の活動が紹介されていました。この本は、今、世界で起こっている出来事を英語で読んで考えるためのもので、高校生が興味を持つと思われるトピックを写真やイラストを多く用いて編集されています。該当ページを紹介します。

Action for the Future
         2014年11月にユネスコスクールの世界大会高校生フォーラムが岡山市で開かれました。
         その前年に全国約650のユネスコスクールの中からESD(持続可能な開発のための教育)
    大賞を受けた福島の安達高校の代表も参加して、英語で発表やディスカッションを行いました。

  It has been seventy years since the end of World War Ⅱ.  How has the world changed?  There are still wars and difficult problems in the world.  It sometimes seems hopeless.  However, there are also new movements.  Young people of the world get together and try to make a brighter future.
  For example, in 2014 a big meeting was held in Okayama.  Young people from 34 countries get together and discussed important issues.  They made presentations and held discussions about ESD.
 Four students from Adachi High School in Fukushima were able to join it.  They were studying about nuclear effects and future energy.   As is well known, the area has been suffering from the effects of 3-11.  Students there want to do something to help their city and prefecture.  They gave a presentation in English and discussed important issues with the students from other prefectures and countries.  The high school students exchanged opinions and shared ideas. 
  They feel : My world extends from the classroom to the schoolyard, from the schoolyard to the community, from the community to my country, from my country to your country, and then further to the world and to the Planet.  For sure, these kinds of movements are spreading around the world and they will change our future.
                                                                 ( 『WHAT'S UP ?Elementary 2015-2016 』p16~17  桐原書店 )  
                                                                                      
[日本語訳]
未来に向かっての行動
 第2次世界大戦終結後70年が過ぎました。世界はどのように変わったでしょうか。世界にはまだ戦争や困難な問題があります。時には希望がないように見えます。けれども、新しい動きもあります。世界の若者が集まって明るい未来をつくろうとしています。
 例えば、2014年に岡山で大会が開かれました。34か国の若者が集まって重要な問題について話し合いました。プレゼンテーションをしたり、ESD(持続可能な開発のための教育)についてディスカッションを行いました。
  福島県の安達高校の4人の生徒がそれに参加することができました。放射能の影響や未来のエネルギーに関して研究していました。よく知ってのとおり、その地域は3.11の影響に苦しんでいます。そこの生徒は自分たちの町や県を助けるために何かしたいと思っています。彼らは英語でプレゼンテーションを行い、大切な問題について他の県や国からの生徒たちと話し合いました。高校生たちが意見を交わし、アイディアを分かち合ったのです。
  彼らはこのように感じました。「教室から学校へ、学校から地域へ、地域から私の国へ、私の国からあなたの国へ、そしてさらに遠く世界へ、地球へ、私の世界は広がっていく」と。確実に、このような動きは世界中で広がってきていて、私たちの未来を変えることになるでしょう。
                                                                                                                                           (付録の全文訳による)

ユネスコスクール


ESD大賞を受賞しました
 

           
全国約650校のユネスコスクールの中から、ESD(持続可能な開発のための教育)への取り組みが評価され、グランプリとなるESD大賞を受賞しました。


県内初ユネスコスクールに認定


 本校では平成24年度より、震災からの復興や未来の在り方について考える「復興教育」に取り組んでいます。このような中、平成24年12月に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコスクール」に認定されました。県内の幼小中高大を通じて認定されたのは初めてとなります。ユネスコスクールとは、国際理解や人権尊重、持続可能な発展などユネスコが提唱する理念を、教育を通じて目指す学校です。世界181か国で9000校以上が認定されており、日本の認定校は平成25年1月現在、41都道府県で550校となっています。

 大震災後4年が過ぎました。今でも生徒が被った傷は決して癒えてはいませんが,子供という最も大切な存在を,心配の消えない環境下の学校に送り出さなければならない保護者・地域の方々が,さらに深い傷を負っていることを感じます。しかし,未来を創ろうと、前向きに努力する子供たちの様子は、多くの大人を勇気づけることになり、ひいては福島復興にも繋がっていくものと思います。安達高校の「復興教育」は、生徒自らが自身の人生を真剣に捉えながら、持続可能な未来を創造するユネスコの理念を中心に据えたユネスコスクールとしての活動を展開していきます。
 

    


【目 標】 
 1今後訪れる様々な物事に対して、力強く乗りこえる力を養う。
 2持続可能な将来のためには、知識や経験が必要であることを実感し、通常の学習の重要性を認識させる。
 3自分の人生や将来像を自分の頭で考え発信できる表現力を養う。

【教育内容】 
 放射線対策教育
  福島県が置かれている現状を認識する必要があることから、「放射線対策教育」を実施。まずは、放射線、放射性物質、放射能の意味、内容を学び、安達高校における放射線量を把握する。さらに、福島県復興のために高校生ができることや、、その社会的な影響力について学習を行っている。
 再生可能エネルギー教育
  外部講師(大学や企業等の専門家)を招き、地球温暖化の現状とその原因について講演をしていただく。また、こうした状況を改善するための1つとして、再生可能エネルギーの必要性について学んでいる。
 持続発展教育(ESD)
  様々な国際機関と連携し、世界的な視点で地球の現状や将来像を考え、持続可能な社会を目指すための学習を行っている。
 交流学習
  アジア諸国のほか、アメリカやフランスの高校生との交流を行い、広い視野や、解決しなければならないたくさんの課題を共有し、改善策について考えている。


    
【ESD防災アジア次世代リーダー    【OECD東北スクール】       【日韓中高生フォーラム】 
   国際ワークショップ】
 (文部科学省・公益財団法人ユネスコ・ (OECD・文部科学省・福島大学主催) (文部科学省・大阪府立大学主催)
 アジア文化センター主催)