日誌

福島第一原子力発電所見学に行ってきました

 ユネスコスクールとして進めている復興教育の一環で東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの教訓や復興について学ぶ研修を実施しました。

 7月25日に事前学習会を行い、講義1 「福島第一原子力発電所の廃炉に向けた取組とALPS 処理水の海洋放出について」(講師:佐藤 義就氏・経産省資源エネルギー庁)と講義2 「飯舘村長泥地区の環境再生事業について(講師:村山 友章氏・環境省)を受講した後、グループワークとして「福島の復興にまったく関心のないAさんへ」自分たちの班の仮想提案を考えました。「自分自身こそこれまで復興に関心が無かったのでは」と改めて考える深い学びの機会となりました。

 そして8月8日には実際に福島第一原子力発電所へ向かいました。視察に参加した生徒たち18名は富岡町の東京電力廃炉資料館で 廃炉へ向けての説明を受けた後に東京電力福島第一原発を見学しました。構内を専用バスにて移動し、途中で降車して実際に爆発が起きた建屋などを目の当たりにすると当時の傷跡がまだはっきりと残されていることに驚きを隠せない様子でした。また、原発事故から十一年経った今なお多くの方々が廃炉へ向けて携わり努力してくれていることも学びました。