日誌
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公開ESD校内発表会が行われました
2015年7月22日 09時16分 本校では,東日本大震災以降の様々な苦難を乗り越えようと、総合的な学習の時間や教科「情報」を通じて「復興教育」を実施してきました。実施にあたっては、国際連合教育科学文化機関(UNESCO),文部科学省が進める「持続発展教育(ESD)」を中心に置いています。ESD を推進する学校は,ユネスコパリ本部がユネスコスクールとして指定をしていますが、県内では平成24年12月に本校が初めて加盟承認されました。今年度もこれまでの取り組みを踏まえ,「復興教育」「国際理解教育」における教育活動の成果発表会を行いました。
期 日 : 2015年7月14日(火)10時00分~16時10分 (受付:9時30分~)
会 場 : 本校体育館
内 容 : ① 生徒発表…2年生6班、3年生1班、オーストラリア海外研修班、
ESD世界大会派遣グループ、自然科学部、家庭クラブ、
ESD国際交流プログラム参加生徒
② 講評…JICA 二本松青年海外協力隊訓練所所長 州崎 毅浩 氏
生徒発表
3年 こどもの発達と保育:「ユニクロ服のチカラプロジェクト」
2年1組:「福島の現状 ~残された課題~」
2年2組:「START DASH! From Fukushima」
2年3組:「FUTURE FROM FUKUSHIMA~福島がになう再生可能エネルギーとは~」
2年4組:「震災前後の環境変化~マグマ発電に注目してみた~」
2年5組:「エネルギーの可能性~宇宙太陽光発電(SSPS)について~」
2年6組:「FUTURE FROM FUKUSHIMA~福島がになう再生可能エネルギーとは~」
自然科学部:「福島IN THE FUTURE」
オーストラリア海外研修:「福島の紹介」(英語発表)
ESD世界大会岡山派遣グループ:「東日本大震災からの福島」
家庭クラブ:「災害時に役立つ食事の提案」
ESD国際交流プログラム参加生徒:長谷川美佳「What Happened in Fukushima?」(英語発表)
どの班も頑張りました 暑い中、皆集中して聴いていました 活発な議論が行われました
JICA二本松所長 州崎様よりご講評を頂きました 2年4組が表彰を受けました
今年度は、2学年の発表の中から最優秀発表賞を選出しました。全校生徒の投票により、2年4組 「震災前後の環境変化~マグマ発電に注目してみた~」が最優秀発表賞を受賞し、1学期終業式にて表彰されました。
平成27年度公開ESD校内発表会感想まとめ.pdf
ユネスコスクール
ESD大賞を受賞しました
全国約650校のユネスコスクールの中から、ESD(持続可能な開発のための教育)への取り組みが評価され、グランプリとなるESD大賞を受賞しました。
県内初ユネスコスクールに認定
本校では平成24年度より、震災からの復興や未来の在り方について考える「復興教育」に取り組んでいます。このような中、平成24年12月に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコスクール」に認定されました。県内の幼小中高大を通じて認定されたのは初めてとなります。ユネスコスクールとは、国際理解や人権尊重、持続可能な発展などユネスコが提唱する理念を、教育を通じて目指す学校です。世界181か国で9000校以上が認定されており、日本の認定校は平成25年1月現在、41都道府県で550校となっています。 大震災後4年が過ぎました。今でも生徒が被った傷は決して癒えてはいませんが,子供という最も大切な存在を,心配の消えない環境下の学校に送り出さなければならない保護者・地域の方々が,さらに深い傷を負っていることを感じます。しかし,未来を創ろうと、前向きに努力する子供たちの様子は、多くの大人を勇気づけることになり、ひいては福島復興にも繋がっていくものと思います。安達高校の「復興教育」は、生徒自らが自身の人生を真剣に捉えながら、持続可能な未来を創造するユネスコの理念を中心に据えたユネスコスクールとしての活動を展開していきます。 |
【目 標】 | |
1 | 今後訪れる様々な物事に対して、力強く乗りこえる力を養う。 |
2 | 持続可能な将来のためには、知識や経験が必要であることを実感し、通常の学習の重要性を認識させる。 |
3 | 自分の人生や将来像を自分の頭で考え発信できる表現力を養う。 |
【教育内容】 | |
放射線対策教育 | |
福島県が置かれている現状を認識する必要があることから、「放射線対策教育」を実施。まずは、放射線、放射性物質、放射能の意味、内容を学び、安達高校における放射線量を把握する。さらに、福島県復興のために高校生ができることや、、その社会的な影響力について学習を行っている。 | |
再生可能エネルギー教育 | |
外部講師(大学や企業等の専門家)を招き、地球温暖化の現状とその原因について講演をしていただく。また、こうした状況を改善するための1つとして、再生可能エネルギーの必要性について学んでいる。 | |
持続発展教育(ESD) | |
様々な国際機関と連携し、世界的な視点で地球の現状や将来像を考え、持続可能な社会を目指すための学習を行っている。 | |
交流学習 | |
アジア諸国のほか、アメリカやフランスの高校生との交流を行い、広い視野や、解決しなければならないたくさんの課題を共有し、改善策について考えている。 | |
【ESD防災アジア次世代リーダー 【OECD東北スクール】 【日韓中高生フォーラム】 国際ワークショップ】 (文部科学省・公益財団法人ユネスコ・ (OECD・文部科学省・福島大学主催) (文部科学省・大阪府立大学主催) アジア文化センター主催) |