日誌

サイエンスアゴラ2016に参加してきます!

2016年11月4日 14時16分
ユネスコスクール

サイエンスアゴラ2016に参加してきます!
放射線について学び、復興について考える活動をしている1年生4名が、11月5日にお台場で行われるサイエンスアゴラ2016に参加し、復興動画の紹介およびブース展示をします。
これまで頑張ってきた成果を発揮してきます!
なお、このニュースは11月2日(水)の福島民報紙面にて紹介されました。

日本地理学会会長賞を受賞しました!

2016年11月4日 14時14分

日本地理学会会長賞を受賞しました!

10月1日に東北大学で行われた日本地理学会高校生ポスターセッションにて、本校自然科学部の「福島県二本松・杉田地域の阿武隈川流域における浸水想定区域図の検証」が最高賞に相当する会長賞を受賞しました。
全国から集まった高校のうち上位2校に選ばれるという快挙です!よく頑張りました。
なお、このニュースは11月2日(水)の福島民報紙面にて紹介されました

教員が韓国Haja Centerの青少年創意サミットに参加しました

2016年11月4日 14時08分

韓国Haja Center(ハジャ作業学校)※で10月14日−10月16日の間に行われた青少年創意サミットに参加し、安達高校の放射線を学んでいる1年生4名が作成した復興動画を参加者を見ていただきました。
動画を見た人から「5年前、ちょうど半年間学校を休校にして、Haja Centerのこれからの在り方を再構築しているところに原発事故があった。そこで私たちはこれからのエネルギーの在り方についてもう一度考え、教育に生かすために休校期間を延長したんだ。だから原発事故は私たちには決して無関係ではない。むしろ大きな影響を与えたんだ。この動画は素晴らしい。是非来年は安達高校の生徒に参加していただいて交流したい。」という言葉を頂きました。
こういった活動を通して、国内だけではなく世界とも繋がっていければと思います。
  
※ Haja Center:やりたいこと(クリエイターや技術員)があり、普通教育ではなく、専門的な教育を受けたい子どもが通う学校です。そこでは「持続可能な開発のために行動する」をモットーに自分たちでログハウスを建てたり、ソウルの空き地に集合的なアトリエやセレクトショップを作ったり、都会の屋上に畑を作ったり、卒業生が学食を立ち上げて企業化したりと本当に生活に直結した学びをしています。


びっくり韓国
① コンビニで売っているカップラーメンが全部辛い
② お金をいれてもいないのに自動販売機からいきなり水が出てきた。しかも賞味期限が3ヶ月前に切れていた。おいしかった。
③ よくわからないオブジェクト。(右写真)
④ シンチャンチョコビ。かっぱえびせん?が売っていた。
⑤ 右折(斜線が日本と逆なので日本で言う左折)は信号赤でもOK
やっぱり海外はおもしろいですね。



1学年全体で持続可能な社会について考える授業を実施しました。

2016年10月6日 14時11分
ユネスコスクール

  私たちの身近なところには社会を持続不可能にする課題がたくさんあります。環境問題、風評被害、エネルギー問題、食の安全...
 
  安達高校はユネスコスクールとして、これらの課題を考え、そして自分たちなりの最適解を導き出す取り組みを2学年で行っています。2学年で実施する公開ESD校内発表会へ向けて、10月5日(水)に総合的な学習の時間として、1学年全員を対象に、「復興」、「国際理解」、「食」の3つから興味のあるテーマを選び、そのテーマに関してマインドマップ(連想ゲームのようなもの)を作成しました。
 
  グループはクラスの壁を取り払い、テーマごとに集めたので、初めて話す人も多かったと思います。ですが、感想では「初めて話す人も多かったけど思ったよりみんな意見を出していて楽しかった」という生徒もいて、充実していたようでした。

除染情報プラザにて研修を行ってきました。

2016年10月3日 11時29分

  10月2日(日)に福島県の復興に想いのある有志生徒4名が、福島市にある除染情報プラザにて放射線に関する研修を行ってきました。高校生には難しい内容も含まれていましたが、生徒達は最後まで集中して受講していました。
  除染情報プラザはセミナーだけでなく、放射線や除染に関する展示も行っていました。そちらも非常にわかりやすく、これからの活動の一助となりました。
  この活動を通して原発事故から5年たった今。生徒達には改めて事故のこと、放射線のことを知り、福島県民として復興や原発に対して自分なりの「考え」を固めていってほしいと思います。

  
  

日本地理学会秋季大会で研究結果を発表してきました。

2016年10月3日 09時45分
ユネスコスクール

  学会というのはプロの研究者が自身の研究について発表し、その内容について立場や年齢を超え、対等な立場で議論する場です。9月30日(金)-10月1日(土)に東北大学で行われた日本地理学会も由緒ある学会の一つです。気持ちの良い秋空の下、本校自然科学部の2名が1日(土)に日本地理学会に参加し、そして発表してきました。
  
  私たちが参加したのは高校生ポスターセッションです。西は愛媛から北は宮城と、全国から集まった20件の高校生作ポスターが掲示されていました。高校生ポスターセッションですが、見に来てくれる人は高校生だけでなくプロの研究者も多数
。鋭い質問や指摘も受けましたが、生徒達は練習の成果を発揮し、しっかりと対応することができました。

  今回発表した2人からは
  「準備がとても大変だったけど、本番はあっという間でとても充実していた」
  「説明していくうちにだんだん自分の説明のしかたがうまくなっていくのを感じた」
  「色々な意見を聞けたのがうれしい」
  「また参加したい」
  等のとてもポジティブな感想を聞くことができました。
  ここまで来るのには相当な苦労があったかと思いますが、諦めずに頑張ってくれました。
  一日で大きく成長したと思います。お疲れ様でした。

   
 

福島第一原子力発電所の視察に行ってきました。

2016年9月29日 22時51分
ユネスコスクール

  9月27日(火)に本校教員1名がふくしまサイエンスぷらっとフォーム主催の福島第一原子力発電所の視察に参加してきました。
  報道される機会が日に日に減ってきていますが、普段自分たちが意識していないだけで、まだ核燃料が取り残されている原子炉建屋は間違いなく福島に存在し、途方もない時間をかけて廃炉へ向かう、という現実を改めて確認することとなりました。
  実際に生徒達を原子力発電所に連れて行くことはできませんので、私が直接見たときに感じた衝撃や現状などを精一杯生徒達に伝えたいと思います。
  

日本地理学会高校生ポスターセッションで発表します!

2016年9月21日 04時21分
ユネスコスクール

  「ハザードマップを自分たちで作ってみたい」

   自然科学部が行っている、様々の地図を用いた持続可能都市の探求。これまでの研究結果をまとめ、2016年9月30日(金)、10月1日(土)に東北大学で行われる日本地理学会2016年秋季学術大会 高校生ポスターセッションに採択・発表することが決定しました。
  公式な場での研究者に対する発表です。とても緊張するかと思いますが、しっかり準備して堂々と発表してきます!
   

京都大学・滋賀大学の講師陣による文理融合型講義を実施しました。

2016年9月18日 09時43分
ユネスコスクール

  京都大学、滋賀大学の先生方により行われた昨年度の出前講義。その今年度版を2016年8月31日(水)、今回は2学年197名を対象に福島県男女共生センターにて実施しました。

  今回の題目は「テーマを持って京都を探索しよう!」です。
  今年の2年生の修学旅行は関西方面で、3日目に京都班別自由行動日を設けています。そのルート決めをする際にただ有名どころを巡るのではなく、自分なりのテーマを持って巡ってほしい。このような思いから今回の講義が開かれました。

  そうはいっても、生徒達は(もちろん私たちも)京都に関する知識を持ち合わせてはいません。よって今回は、先生方自作の(!)京都カードゲームを通して、京都にある建物やスポットを知ることに焦点を当てて講義を行っていただきました。
  カードゲームはすごろくをベースとしていますが、途中バトルであったり、カードの奪い合いがあったりと、とても工夫されていました。
 
   

  生徒達からは「修学旅行が楽しみになった。」、「ルールが難しかったけど、ゴールできたことがうれしかった。」(ルール上、手持ちにある5枚の京都カードで意味のあるユニットを組まない(共通のテーマを決めない)とゴールすることができませんでした。)、「京都にこんなに見どころがあって驚いた。」等の声を聞くことができました。
  是非今回の講義を活かして、記憶に残る探索ルートを作ってほしいと思います。

自然科学部3名がいわき地球市民フェスティバルに参加しました。

2016年9月18日 09時36分
ユネスコスクール

  本校自然科学部で太陽光発電について研究している3名が、8月21日(日)に、いわき市平中央公園で行われた公益財団法人いわき市国際交流協会主催による「第15回いわき地球市民フェスティバル」に参加しました。会場では自分たちが研究している内容をまとめたポスターの説明や、自作のソーラークッカー(太陽光を集めた熱で物を燃やすことのできる装置)の展示、そしていわきおてんとSUN企業組合が出展している太陽光パネル製作法の説明を行いました。

  途中ネパールからの留学生に説明する機会もあり、国際交流も兼ねることができました。
  途上国を含め、今世界では環境に負荷をかけないエネルギーが注目されています。生徒達今日のイベントに参加したこととで、その重要性を感じ取っていたようでした。

     

日誌

愛知県立愛知商業高校との交流会が行われました。

2015年7月27日 10時04分
ユネスコスクール

 本校では、ユネスコスクールとして持続可能な開発のための教育(ESD)を実践しています。生徒たちはこれまで、持続可能な社会のためには何が必要なのか、自分たちにできることは何なのかを考え、そして福島の今を伝えるべく、生徒自身の意見を発信し続けてきました。

 7月22日(水)、本校同様ユネスコスクールに承認されている愛知県立愛知商業高校のユネスコクラブに所属する9名の生徒が来校し、本校の生徒と交流し、お互いの活動内容の報告を行いました。
  
 日  時 : 平成27年7月22日(水) 14:00~17:30
 会  場 : 本校視聴覚室 
 内  容 : 安達高自然科学部活動報告
        安達高家庭クラブ活動報告
        安達高ESD岡山世界大会班
        愛知商業高活動報告
        幸福のはちみつブルーベリーアイス試食・意見交換会
        校地内放射線測定体験

  愛知商業高ユネスコクラブは学校の屋上でミツバチを飼育しており、そこで採れたハチミツ「徳川はちみつ」を使ったアイスクリームを開発しました。そして、そのアイスクリームを用いてこれまで様々な活動を行ってきました。今年度は福島産のブルーベリーを用いた新たな復興支援商品「幸福のはちみつブルーベリー」の開発を手掛けており、本交流会でその試食が行われ、活発な意見交換を行いました。 
   
自然科学部による温度差発電のデモ実験  愛知商業高の発表 素晴らしい発表でした   
「幸福のはちみつブルーベリー」試食
   
  アイスに対する意見を書いています     一緒に校地の放射線量を測定しました   愛知商業高紹介の地元新聞 仲良し!

  「
Think Globally, Act Locally」(国際的な規模の問題を考え、足元で行動せよ)を掲げ、地元から始めた活動が日本全国、そして世界に広がろうとしている愛知商業高の活動に、本校の生徒たちはとても刺激を受けた様子でした。一方で、私たちも福島の現状や、福島の高校生の取り組みを発信し、福島の「今」を愛知商業高に伝えることができたのではないかと思います。

 
以下は本校生徒の感想です(抜粋)
 ・愛知県で福島のことを考えてアイスを作ってくれたのがうれしかったです。材料から名前まで考えて作っていて、思いが伝わってきました。とてもおいしかったです。
 ・福島を知ってもらう、魅力を伝える、考えてもらうために同じ高校生が企画から販売まですべて全力でやっていることに感動しました。そんな素晴らしい活動に少しでも協力することができてとてもうれしいです。

以下は愛知商業高校生徒の感想です(抜粋)
・今回訪問させていただいた仮設住宅、安西果樹園様、安達高校の方たちがそろっておっしゃっていたのは「風評被害」という言葉でした。今、私たちが名古屋へ帰ってこの厚い壁である風評被害を減らし、伝えることができるかが今後の私たちの課題でもあります。
・自然科学部jさんは再生可能エネルギーとして、温度差発電を行ったり、放射線量測定をしたりと、身近でできそうなものを紹介していただき、同じ高校生が放射線と向き合い、立ち向かっている姿に頼もしいと感じました。なぜこの場所では高く、この場所では低いのかということが判明すれば将来の日本に必ず役立つと思うので、本当に続けてほしい活動だと思いました。
・名古屋と福島ですぐにお互いのところへ行くことはできませんが、何かの形で交流を続けていきたいです。


ユネスコスクール


ESD大賞を受賞しました
 

           
全国約650校のユネスコスクールの中から、ESD(持続可能な開発のための教育)への取り組みが評価され、グランプリとなるESD大賞を受賞しました。


県内初ユネスコスクールに認定


 本校では平成24年度より、震災からの復興や未来の在り方について考える「復興教育」に取り組んでいます。このような中、平成24年12月に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコスクール」に認定されました。県内の幼小中高大を通じて認定されたのは初めてとなります。ユネスコスクールとは、国際理解や人権尊重、持続可能な発展などユネスコが提唱する理念を、教育を通じて目指す学校です。世界181か国で9000校以上が認定されており、日本の認定校は平成25年1月現在、41都道府県で550校となっています。

 大震災後4年が過ぎました。今でも生徒が被った傷は決して癒えてはいませんが,子供という最も大切な存在を,心配の消えない環境下の学校に送り出さなければならない保護者・地域の方々が,さらに深い傷を負っていることを感じます。しかし,未来を創ろうと、前向きに努力する子供たちの様子は、多くの大人を勇気づけることになり、ひいては福島復興にも繋がっていくものと思います。安達高校の「復興教育」は、生徒自らが自身の人生を真剣に捉えながら、持続可能な未来を創造するユネスコの理念を中心に据えたユネスコスクールとしての活動を展開していきます。
 

    


【目 標】 
 1今後訪れる様々な物事に対して、力強く乗りこえる力を養う。
 2持続可能な将来のためには、知識や経験が必要であることを実感し、通常の学習の重要性を認識させる。
 3自分の人生や将来像を自分の頭で考え発信できる表現力を養う。

【教育内容】 
 放射線対策教育
  福島県が置かれている現状を認識する必要があることから、「放射線対策教育」を実施。まずは、放射線、放射性物質、放射能の意味、内容を学び、安達高校における放射線量を把握する。さらに、福島県復興のために高校生ができることや、、その社会的な影響力について学習を行っている。
 再生可能エネルギー教育
  外部講師(大学や企業等の専門家)を招き、地球温暖化の現状とその原因について講演をしていただく。また、こうした状況を改善するための1つとして、再生可能エネルギーの必要性について学んでいる。
 持続発展教育(ESD)
  様々な国際機関と連携し、世界的な視点で地球の現状や将来像を考え、持続可能な社会を目指すための学習を行っている。
 交流学習
  アジア諸国のほか、アメリカやフランスの高校生との交流を行い、広い視野や、解決しなければならないたくさんの課題を共有し、改善策について考えている。


    
【ESD防災アジア次世代リーダー    【OECD東北スクール】       【日韓中高生フォーラム】 
   国際ワークショップ】
 (文部科学省・公益財団法人ユネスコ・ (OECD・文部科学省・福島大学主催) (文部科学省・大阪府立大学主催)
 アジア文化センター主催)