日誌

安達高校 ESD 夏季海外語学研修報告

2015年9月18日 18時51分
ユネスコスクール




日誌

ESD海外研修のため、本校生徒14名がオーストラリアへ出発しました

2015年8月3日 21時46分
ユネスコスクール

  今年度、本校のESDは、広い意味での復興教育と国際理解教育を二本柱として行っています。異文化と接することは反対に自分たちのことを知り、広い視野を持つこと、さらに語学研修の良い機会となります。今回参加するのは生徒14名、引率教諭2名です。福島県が実施している「ふくしまの未来を担う高校生海外研修支援事業」の助成を受けながら実施します。一行は8月1日(土)にオーストラリアへ向けて、成田から旅立ちました。
  
  無事オーストラリアに到着しました       カンガルーと一枚           語学学校にて
  生徒たちはクイーズランド州ブリスベン郊外で、
ホストファミリー宅にてホームステイをしながら語学学校で英会話を学んだり、福島の現状を伝えるプレゼンテーションをしたりします。また、8月7日(金)にはモートン島で自然環境保護の取り組みについて学びます。帰国は8月9日(日)の予定です。

  今、これを書いている私は全く英語を話せませんが、これまで2回海外へ行きました。治安の悪い路線バスで爆睡したり、若いお兄さんに2ドルをせがまれたりといろいろありましたが、それ以上に言語の壁とは自分が思っていたよりも高くはないということを感じました。是非、本校の生徒たちには、積極的に異文化に触れ、自分の世界が広がる瞬間を感じて欲しいと思います。

  安達高校はこれからも、異文化交流の機会を積極的に設け、生徒が世界とつながる活動を支援していきたいと考えています。

ユネスコスクール


ESD大賞を受賞しました
 

           
全国約650校のユネスコスクールの中から、ESD(持続可能な開発のための教育)への取り組みが評価され、グランプリとなるESD大賞を受賞しました。


県内初ユネスコスクールに認定


 本校では平成24年度より、震災からの復興や未来の在り方について考える「復興教育」に取り組んでいます。このような中、平成24年12月に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコスクール」に認定されました。県内の幼小中高大を通じて認定されたのは初めてとなります。ユネスコスクールとは、国際理解や人権尊重、持続可能な発展などユネスコが提唱する理念を、教育を通じて目指す学校です。世界181か国で9000校以上が認定されており、日本の認定校は平成25年1月現在、41都道府県で550校となっています。

 大震災後4年が過ぎました。今でも生徒が被った傷は決して癒えてはいませんが,子供という最も大切な存在を,心配の消えない環境下の学校に送り出さなければならない保護者・地域の方々が,さらに深い傷を負っていることを感じます。しかし,未来を創ろうと、前向きに努力する子供たちの様子は、多くの大人を勇気づけることになり、ひいては福島復興にも繋がっていくものと思います。安達高校の「復興教育」は、生徒自らが自身の人生を真剣に捉えながら、持続可能な未来を創造するユネスコの理念を中心に据えたユネスコスクールとしての活動を展開していきます。
 

    


【目 標】 
 1今後訪れる様々な物事に対して、力強く乗りこえる力を養う。
 2持続可能な将来のためには、知識や経験が必要であることを実感し、通常の学習の重要性を認識させる。
 3自分の人生や将来像を自分の頭で考え発信できる表現力を養う。

【教育内容】 
 放射線対策教育
  福島県が置かれている現状を認識する必要があることから、「放射線対策教育」を実施。まずは、放射線、放射性物質、放射能の意味、内容を学び、安達高校における放射線量を把握する。さらに、福島県復興のために高校生ができることや、、その社会的な影響力について学習を行っている。
 再生可能エネルギー教育
  外部講師(大学や企業等の専門家)を招き、地球温暖化の現状とその原因について講演をしていただく。また、こうした状況を改善するための1つとして、再生可能エネルギーの必要性について学んでいる。
 持続発展教育(ESD)
  様々な国際機関と連携し、世界的な視点で地球の現状や将来像を考え、持続可能な社会を目指すための学習を行っている。
 交流学習
  アジア諸国のほか、アメリカやフランスの高校生との交流を行い、広い視野や、解決しなければならないたくさんの課題を共有し、改善策について考えている。


    
【ESD防災アジア次世代リーダー    【OECD東北スクール】       【日韓中高生フォーラム】 
   国際ワークショップ】
 (文部科学省・公益財団法人ユネスコ・ (OECD・文部科学省・福島大学主催) (文部科学省・大阪府立大学主催)
 アジア文化センター主催)