日誌
日本地理学会会長賞を受賞しました!
2016年11月4日 14時14分教員が韓国Haja Centerの青少年創意サミットに参加しました
2016年11月4日 14時08分※ Haja Center:やりたいこと(クリエイターや技術員)があり、普通教育ではなく、専門的な教育を受けたい子どもが通う学校です。そこでは「持続可能な開発のために行動する」をモットーに自分たちでログハウスを建てたり、ソウルの空き地に集合的なアトリエやセレクトショップを作ったり、都会の屋上に畑を作ったり、卒業生が学食を立ち上げて企業化したりと本当に生活に直結した学びをしています。
1学年全体で持続可能な社会について考える授業を実施しました。
2016年10月6日 14時11分 私たちの身近なところには社会を持続不可能にする課題がたくさんあります。環境問題、風評被害、エネルギー問題、食の安全...
安達高校はユネスコスクールとして、これらの課題を考え、そして自分たちなりの最適解を導き出す取り組みを2学年で行っています。2学年で実施する公開ESD校内発表会へ向けて、10月5日(水)に総合的な学習の時間として、1学年全員を対象に、「復興」、「国際理解」、「食」の3つから興味のあるテーマを選び、そのテーマに関してマインドマップ(連想ゲームのようなもの)を作成しました。
グループはクラスの壁を取り払い、テーマごとに集めたので、初めて話す人も多かったと思います。ですが、感想では「初めて話す人も多かったけど思ったよりみんな意見を出していて楽しかった」という生徒もいて、充実していたようでした。
除染情報プラザにて研修を行ってきました。
2016年10月3日 11時29分 10月2日(日)に福島県の復興に想いのある有志生徒4名が、福島市にある除染情報プラザにて放射線に関する研修を行ってきました。高校生には難しい内容も含まれていましたが、生徒達は最後まで集中して受講していました。
除染情報プラザはセミナーだけでなく、放射線や除染に関する展示も行っていました。そちらも非常にわかりやすく、これからの活動の一助となりました。
この活動を通して原発事故から5年たった今。生徒達には改めて事故のこと、放射線のことを知り、福島県民として復興や原発に対して自分なりの「考え」を固めていってほしいと思います。
日本地理学会秋季大会で研究結果を発表してきました。
2016年10月3日 09時45分 学会というのはプロの研究者が自身の研究について発表し、その内容について立場や年齢を超え、対等な立場で議論する場です。9月30日(金)-10月1日(土)に東北大学で行われた日本地理学会も由緒ある学会の一つです。気持ちの良い秋空の下、本校自然科学部の2名が1日(土)に日本地理学会に参加し、そして発表してきました。
私たちが参加したのは高校生ポスターセッションです。西は愛媛から北は宮城と、全国から集まった20件の高校生作ポスターが掲示されていました。高校生ポスターセッションですが、見に来てくれる人は高校生だけでなくプロの研究者も多数。鋭い質問や指摘も受けましたが、生徒達は練習の成果を発揮し、しっかりと対応することができました。
今回発表した2人からは
「準備がとても大変だったけど、本番はあっという間でとても充実していた」
「説明していくうちにだんだん自分の説明のしかたがうまくなっていくのを感じた」
「色々な意見を聞けたのがうれしい」
「また参加したい」
等のとてもポジティブな感想を聞くことができました。
ここまで来るのには相当な苦労があったかと思いますが、諦めずに頑張ってくれました。
一日で大きく成長したと思います。お疲れ様でした。
福島第一原子力発電所の視察に行ってきました。
2016年9月29日 22時51分 9月27日(火)に本校教員1名がふくしまサイエンスぷらっとフォーム主催の福島第一原子力発電所の視察に参加してきました。
報道される機会が日に日に減ってきていますが、普段自分たちが意識していないだけで、まだ核燃料が取り残されている原子炉建屋は間違いなく福島に存在し、途方もない時間をかけて廃炉へ向かう、という現実を改めて確認することとなりました。
実際に生徒達を原子力発電所に連れて行くことはできませんので、私が直接見たときに感じた衝撃や現状などを精一杯生徒達に伝えたいと思います。
日本地理学会高校生ポスターセッションで発表します!
2016年9月21日 04時21分 「ハザードマップを自分たちで作ってみたい」
自然科学部が行っている、様々の地図を用いた持続可能都市の探求。これまでの研究結果をまとめ、2016年9月30日(金)、10月1日(土)に東北大学で行われる日本地理学会2016年秋季学術大会 高校生ポスターセッションに採択・発表することが決定しました。
公式な場での研究者に対する発表です。とても緊張するかと思いますが、しっかり準備して堂々と発表してきます!
京都大学・滋賀大学の講師陣による文理融合型講義を実施しました。
2016年9月18日 09時43分京都大学、滋賀大学の先生方により行われた昨年度の出前講義。その今年度版を2016年8月31日(水)、今回は2学年197名を対象に福島県男女共生センターにて実施しました。
生徒達からは「修学旅行が楽しみになった。」、「ルールが難しかったけど、ゴールできたことがうれしかった。」(ルール上、手持ちにある5枚の京都カードで意味のあるユニットを組まない(共通のテーマを決めない)とゴールすることができませんでした。)、「京都にこんなに見どころがあって驚いた。」等の声を聞くことができました。
自然科学部3名がいわき地球市民フェスティバルに参加しました。
2016年9月18日 09時36分本校自然科学部で太陽光発電について研究している3名が、8月21日(日)に、いわき市平中央公園で行われた公益財団法人いわき市国際交流協会主催による「第15回いわき地球市民フェスティバル」に参加しました。会場では自分たちが研究している内容をまとめたポスターの説明や、自作のソーラークッカー(太陽光を集めた熱で物を燃やすことのできる装置)の展示、そしていわきおてんとSUN企業組合が出展している太陽光パネル製作法の説明を行いました。
日誌
福島×岡山復興学生サミットに本校生6名が参加しました
2015年5月22日 14時49分3月28日(土)、29日(日)の両日、福島×岡山復興学生サミットに、福島県内の高校生・大学生と共に安達高校生2年生(現3年生)6人が参加しました。28日は岡山市近辺の散策と歓迎交流会。29日は午前中が参加学生のプレゼンテーション。安達高校は最初の発表で、福島の原発事故以降の現状と安達高校ESDの取り組みを発表。福島明成高校、平商業高校や個人・大学生の団体なども活動について発表しました。岡山の学生らは、福島の特産物などを調べて「ゆるキャラ」を作るとか、福島県内の被災地見学に行くなど、福島を知り復興に積極的に関わろうとする取り組みを発表しました。午後は岡山と福島で復興のために何ができるかの討論と交流を行い、まとめに参加者全員でそれぞれ50㌢四方の布に復興に向けた思いを書き込みました。後で市内に掲示するとのこと。岡山の参加者は高校生を中心に中学生や大学生も含め約300名、福島のことを真剣に考えたいという意欲が質問や意見に多く表れ、勇気づけられる交流となりました。
【参加生徒の感想】
○ 他県にも、こんなに福島県のことを心配して考えてくれている人がいることに驚いたと同時にすごく嬉しかったです。
○ 岡山の高校生が、修学旅行で福島を訪れたと聞いた時はびっくりしました。岡山の学生が福島に来るわけないと思っていたからです。また(略)福島から遠く離れた岡山で福島を知り、支えようとしていることをはじめて知りました。もしかしたら全国にもそういう人がいるのかもしれないと考えるようになりました。その人たちのために、私達は福島のことを全国に発信し続けなくてはならないと強く感じました。
○ 岡山に行く前に映画を見て、原発が存在する理由や原発の危険性を勉強したり、実際に被災地に行って福島の現状を自分で見たり聞いたりして、今までよりは原発や東日本大震災について理解を深めることができ、新しい知識を得ることができた。
○ 高校生にはできることがないと自分で決めつけていた。でも(略)岡山や福島の学生が発表したプレゼンを見て「私達は微力だけれども無力ではない」ことを改めて教えられた。
○ 自分の成長につながるいい経験ができたこと、たくさんの人と交流できたこと、岡山で福島の復興を応援し修学旅行など様々な活動を行っていること、本当にたくさんのことを勉強させてもらった。
○ 自分の意見をしっかり持つ、それから一人ひとりの出会いを大切にするということを学ぶことができました。
ユネスコスクール
ESD大賞を受賞しました
全国約650校のユネスコスクールの中から、ESD(持続可能な開発のための教育)への取り組みが評価され、グランプリとなるESD大賞を受賞しました。
県内初ユネスコスクールに認定
本校では平成24年度より、震災からの復興や未来の在り方について考える「復興教育」に取り組んでいます。このような中、平成24年12月に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコスクール」に認定されました。県内の幼小中高大を通じて認定されたのは初めてとなります。ユネスコスクールとは、国際理解や人権尊重、持続可能な発展などユネスコが提唱する理念を、教育を通じて目指す学校です。世界181か国で9000校以上が認定されており、日本の認定校は平成25年1月現在、41都道府県で550校となっています。 大震災後4年が過ぎました。今でも生徒が被った傷は決して癒えてはいませんが,子供という最も大切な存在を,心配の消えない環境下の学校に送り出さなければならない保護者・地域の方々が,さらに深い傷を負っていることを感じます。しかし,未来を創ろうと、前向きに努力する子供たちの様子は、多くの大人を勇気づけることになり、ひいては福島復興にも繋がっていくものと思います。安達高校の「復興教育」は、生徒自らが自身の人生を真剣に捉えながら、持続可能な未来を創造するユネスコの理念を中心に据えたユネスコスクールとしての活動を展開していきます。 |
【目 標】 | |
1 | 今後訪れる様々な物事に対して、力強く乗りこえる力を養う。 |
2 | 持続可能な将来のためには、知識や経験が必要であることを実感し、通常の学習の重要性を認識させる。 |
3 | 自分の人生や将来像を自分の頭で考え発信できる表現力を養う。 |
【教育内容】 | |
放射線対策教育 | |
福島県が置かれている現状を認識する必要があることから、「放射線対策教育」を実施。まずは、放射線、放射性物質、放射能の意味、内容を学び、安達高校における放射線量を把握する。さらに、福島県復興のために高校生ができることや、、その社会的な影響力について学習を行っている。 | |
再生可能エネルギー教育 | |
外部講師(大学や企業等の専門家)を招き、地球温暖化の現状とその原因について講演をしていただく。また、こうした状況を改善するための1つとして、再生可能エネルギーの必要性について学んでいる。 | |
持続発展教育(ESD) | |
様々な国際機関と連携し、世界的な視点で地球の現状や将来像を考え、持続可能な社会を目指すための学習を行っている。 | |
交流学習 | |
アジア諸国のほか、アメリカやフランスの高校生との交流を行い、広い視野や、解決しなければならないたくさんの課題を共有し、改善策について考えている。 | |
【ESD防災アジア次世代リーダー 【OECD東北スクール】 【日韓中高生フォーラム】 国際ワークショップ】 (文部科学省・公益財団法人ユネスコ・ (OECD・文部科学省・福島大学主催) (文部科学省・大阪府立大学主催) アジア文化センター主催) |